After “Pain” Comes “Pleasure”




               Hello! How are you? アメリカの Slippery Rock University に交換留学中の文化教育学部 国際文化課程 欧米文化選修 3年の岡部 有紗です。1218日でこちらに来て4か月になります。こちらはとっても寒いです。初雪はなんと111日でした。一番寒かった時は-14℃でした。これからさらに寒くなるそうです。私は九州育ちなので今までこのような寒さを経験したことがないため、特に気温がマイナスになる時はブルブル震えながら授業がある建物まで歩いています。雪が降っても気温が低いため雪はなかなか溶けません。佐賀とは大違いです。


図書館の窓からの景色


さて、アメリカへの留学の手続きの大変さはPacific University に交換留学中の山本君が、SRUの授業や寮生活、食事については五十嵐さんが語ってくださっていますのでそちらをご覧ください。ここでは主に留学を決めた理由、留学手続きのアドバイス、さらにSRUでのイベントや大学主催の旅行を中心に書かせていただきます。



1.Why did I decide to study abroad?
              高校生の時にある研修に参加して、英語ができなければこれからの社会では通用しないと痛切に感じたため、大学では主に英語と各国の文化を勉強して英語圏に留学をしようと決意しました。この条件を満たしてかつ通学できる国立大学ということで佐賀大学を選びました。大学に入学してからはAfrican Americanの歴史に興味を持ったのですが、佐賀大学にはAfrican Americanに特化した授業が開講されていないため、これを学ぶためにアメリカへ留学をしようと決めました。SRUではAfrican American Historyの授業が2つ開講されています。これは留学先をSRUに決めた大きな理由の一つです。SRUへの留学の決め手は、大学2年生の時に参加したThe SRU Cultural Immersion Program for Saga University StudentsSRUの授業やアメリカでの生活を体験したことです。とても内容の濃いプログラムで、また絶対にSRUに戻って来たいと思ったため必死に勉強しました。


2.Advice
              留学するための手続きの苦労は山本君が述べてくれているので、ここでは2点だけアドバイスをします。
1つ目は航空券についてです。アメリカへの留学にお金が掛かる理由の一つはこれです。アメリカまでの航空券は購入時期を誤るととても高いです。私は渡航する約1か月前に航空券を購入しましたが、往復で30万円以上しました。しかしもっと早く購入すれば安く手に入れることができます。佐賀大学の国際課では万が一のためにパスポートとVISAを取得してから航空券を買うよう勧められますが、私は先に航空券を購入した方が良いと思います。留学が決まったら留学先の担当者にいつまでに入寮すべきかを確認して、航空券を先に購入し、渡航日までに必要なもの全てが揃うようにスケジュールを組む方が安く航空券を入手できてかつスケジュール管理もしやすいです。しかし、これは留学先にもよるので鵜呑みにはしないでください。
2つ目はVISAについてです。オンライン申請の書類に必要事項を打ち込んだり、提出する書類を集めたりするのに時間が掛かります。アメリカのVISA申請のホームページにも書いてありますが、渡航の3か月前までにVISAを取得する、またはVISA取得のための面接ができればとても安心です。留学が決まったら先方の大学へ送る書類への記入がたくさんあり忙しいでしょうが、VISA申請に必要な書類はなるべく春休みの間に集めて(後期から留学の場合)VISAのオンライン申請の打ち込みをできるだけ済ませて、留学予定の大学から届く書類に書いてある情報を打ち込むだけにしておくと良いと思います。
他にも様々な手続きがありますが、この2点は特に気をつけた方が良い項目です。さらに、もらった書類はその日のうちに目を通して、23日の間に提出できるようにすることをおすすめします。



書類は整理すると良し!



3.Entertainment
              SRUの授業システムや寮生活、SRUでの食事に関してはすでに五十嵐さんが書いてくださっていますので、私は主にSRUでのイベントやShort TripOff Campusについて書かせていただきます。

. Short Trip
              留学生向けに一日で行って帰って来るまさに弾丸の小旅行がいくつか企画されています。企画・運営は主に大学スタッフと学生が行います。バスの予約や各所のチケットの手配は全て大学がしてくれます。費用のほとんどを大学が負担してくれるため、破格の安さで旅行ができます。私はこの旅行を利用してナイアガラの滝に行きました。費用は交通費入場料込みでなんとたったの15ドル(1,500)。自分でナイアガラの滝まで行こうと思ったらもっとお金がかかります。ナイアガラの滝まではSRUからバスで片道3時間(往復6時間)でしたが、寝ていたのですぐに着きました。Maid of The Mistも体験できてとても充実した旅行でした(霧というよりも大雨でしたが)。ナイアガラの滝の近くに水族館があるということで、友達と水族館まで行きましたが、なんと歩いて20分も掛かったにもかかわらず入場料が高かったため断念して再び20分掛けて集合場所まで戻りました。今では良い思い出です。



Niagara Falls


Maid of the Mist フェリーで滝の下まで行きます


他にもBaltimore Trip, Washington D.C. Tripなどいくつか用意されています。Baltimore Tripはなんとドタキャンではなくドタ変()で個人負担が5ドル(500)になりました。しかしほとんどの旅行は50ドルです。それでも自分で手配して行くよりは遥かにお得な旅行です。たくさんの留学生や旅行を企画・運営している学生との交流もできてとても楽しいです。


. Events
              SRUでは学生主体・学校主体の様々なイベントが開催されています。Home Coming Dayの催し物やInternations WeekMr. & Ms. SRUを決めるイベント、ホラーハウス、ROCK’S Got TALENTなど種類も豊富です。私はHome Coming Dayのパレードで各国の旗を持った留学生達と共に町のメインストリートを歩きました。


Internations Club(留学生作)の横断幕


また、Internations Club主催のInternations’ Weekでは各曜日に違ったイベントが開催されていて、スポーツ・ナイトや各国の民族衣装のファッションショーなどがありました。ファッションショーでは、私を含めた3人の日本人留学生は浴衣を着てランウェイを歩きました。International Dinnerでは留学生が2~3人のチームを組んで各チームで各国の料理を作り、来場者に振る舞いました。これに参加するにはチケットを買わなければなりませんが料理をする学生は無料で食べることができます。またドレスコードがあり、きれいな格好をしなければなりません。私はファッションショーとInternational Dinnerで久しぶりに化粧をしました()



Asian Beauties

どれが日本の料理でしょう?


              このように内容の充実したイベントや各学部やクラブ(サークル)の発表会(主に音楽系や演劇・ダンス)が大学内のイベント会場やホールなどで開かれます。休日にはスポーツ系クラブの試合も行われています。小さなものではハロウィン用のかぼちゃを掘ったり、留学生向けのクリスマスパーティーでジンジャーブレッドハウスを作ったりするものもあります。


個性豊かなかぼちゃ達


Gingerbread House
. Off Campus
              大学近辺にはGiant EagleDollar Generalなどのスーパーマーケットがあります。町のメインストリートには飲食店がたくさんあり、SRUの学生がよく行くレストランや約2ドルで朝食を提供しているお店、出前ができるおいしいと評判の中国料理のお店(恩来(えんらい))があります。また、SHEETSというガソリンスタンドとコンビニエンスストアが合体したようなお店もあります。私はまだ行ったことがありませんが、私のルームメートはたまにお友達とSHEETSに行っています。
              大学から離れると大型ショッピングモールがいくつかあります。日本とは規模が違って、端から端まで見て回ると何時間も掛かります。Ross Park Mallは私のお気に入りのショッピングモールです。日用品を買うならWalmartショッピング用のバスを利用すると良いと思います。大学が1か月に12回バスを手配してくれて、WalmartというSEIYUのようなショッピングセンターに行くことができます。Pittsburghまで行くと都会なので様々なものがあります。私はセブンイレブンを見つけました。アメリカの学生によると、アメリカのセブンイレブンは日本のものとは大違いらしく、行かない方が良いそうです…。劇場やコンサート会場もたくさんあります。私はシェイクスピアの“As You Like It”を観ました。英語は難しくて理解できませんでしたが、目で楽しめました。Pittsburghに行ったら演劇を観ることをおすすめします。


“As You Like It”“History Center”


              他にもおいしいレストランや楽しくショッピングができる場所がたくさんあります。難点は車がないと不便なところです。恐ろしく公共交通機関(特に鉄道)が発達していません。その点に関しては、佐賀大学周辺はとても便利です。
             
課題の量と食べ物の量は日本と比べ物にならないほど多いですが、人は優しく親切なので困ったことがあったらすぐに相談できます。私は昨年参加したプログラムの縁でホストファミリーと仲良くさせてもらっています。Thanksgiving Dayには豪華なランチに連れて行ってもらいました。現地の人の生活を体験でき、寮に居ては気づかない文化の違いもわかり、かつ英語の勉強もできるためホストファミリーがいるのはとても良いと思います。

              楽しいことばかりではありませんが、すべてが良い経験になります。一度海外へ飛び出してみてはいかがでしょうか?


International Dinner

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