韓国個人談話



 여러분 안녕하세요.

 韓国の国民大学に留学しています、文化教育学部国際文化課程4年の熊谷拓郎です。韓国はお隣でみなさんいろいろ知っている方も多いと思います。また国民大学からは交換留学生が毎年佐賀大学へきているので、情報量が多いと思いますし、過去に先輩方もの大学についてたくさん書いてくださったので、僕の個人的な話をしていこうと思います。

~授業について~
 前期(もうすぐおわりますが…)僕は授業を5つ取っています。韓国語の授業を3つと所属する学科の授業を2つです。韓国語の授業は留学生のために開設されているもので、レベル分けテストのようなものはなく、自分で選ばなければなりません。自分に甘い僕は基礎的な韓国語を3つとってしまいました。さて残る2つの授業ですが、一つは英語で日本のことを議論する授業です。「英語もやってやろう!」と意気込んでとったわけでなく、何か学科の授業を一つでもとろうと思ってとりました。英語も韓国語もろくにできないので授業中はもちろん黙り込んでしまうキャラです。おかげで逆に先生からも周りの先輩方からもかわいがってもらって、楽しくやっています。もう一つはセミナーというもので、日本でいうところのゼミに当たるものです。とはいっても僕の先生は60分間喋り続けるだけで討論なんてめったにありません。もちろん何をおっしゃてるのか全くわかりません。はじめ授業の存在すら知らなかったのですが、先ほどの英語の授業で出会った先輩のすすめでとりました。では何がいいのかというと、ある日は先生が「今日はジュースでも飲みながらゆっくり聞いてください」とか買ってくださったり、ある日は授業終わりに食事会を開いたりしてくださいます。ローカルの知り合い(ほぼ先輩)が少し増えました。ちなみにテストもレポートもないそうです。
 ここで授業に関して、というより留学についての一つの考え方なのですが、現在こちらに日本人男子は僕とあともうひとり、つまり二人しかいません。彼がすごいのは韓国語が文字すら読めない、知らない状態でやってきました。彼は「英語を主にする」と言っています。基礎韓国語の授業以外はすべて英語の授業をとっています。ここで僕が言いたいことは英語でアジアに留学することもできるということです。現に英語しか話さない西欧系や東南アジア系の人などの話者はかなりたくさんいます。僕のルームメイトのマレーシア人とカザフスタン人はまさにそれです。英語はキャンパスでも毎日耳にしています。それだけ英語話者の数が多いです。またTOPIK(韓国語能力試験)をもってない僕が英語の授業やセミナーを履修しているように、国民大学ではなんでも授業をとることができます(と思います)。留学への固定概念を少しでも払拭できれば、そして少しでも留学に関心をもってくれる方が増えればと思います。

~生活について~
 韓国の授業は西欧の大学のように週に同じ授業が二回、そして二つの授業タイプがあり、5つもとっているとめちゃくちゃ忙しそうですが、むしろ一日に授業は12つでとても暇をしています。週末なんて毎週何をしようかと憂鬱になるほどです。時間の使い方をとても考えさせられる毎日です。だからこそ人のお誘いはできるだけ断らないようにしています。「今度~~があるけど、、」「今から時間ある?~~しない?」などさ誘われたら、予定があっても顔を出すことにしています。そうすることで多少なりとも知り合いが増えました。そして一度行くと次も誘ってくれます。暇な僕には本当にありがたいです。とは言ってもやはり暇で、土日なんかは先ほど話した友人とソウル市内をぶらぶらしていることが多いです。
 さて、こちらでは二つのサークルに入っています。一つは所属の学科による日韓交流サークルで、月に一回くらい何かしらイベント(遠足、食事会など)があります。この部長と仲がいいのですが、人数も多く、大学公認のサークルで規制などもあり、なかなか活動まで持っていく過程が大変で月1程度になってしまうそうです。それでも毎回たくさんの人が集まり、大いに盛り上がるので楽しませてもらっています。そしてもう一つは国際学部のサッカーサークルです。しかし僕は生まれてこの方サッカー経験がありません。なぜこうなったかというと、これもまたとある先輩のススメです。放課後などたまに友達とバスケをすることがあるのですが、そのとき出会った先輩です。この方、サッカーもバスケもうまいんです。この人だけ器用なのかと思ったらそうではなく、こっちの人は複数のスポーツをこなす人が多いようです。ということで、選手登録やらなんやらで試合にはまだ出られないんですが、一応籍だけ置かせてもらい、仲よくさせてもらっています。


バスケットコートにて
 ところで僕の所属は国際学部日本学科なのですが、この大学だけかはわかりませんが、それぞれの学部学科に学生会があり、彼らが大学からお金をもらって学部単位、学科単位で様々な行事、イベントを行ってくれます。この前は社会科学大学(学部の集合体)で、学部対抗で体育大会があったり、学祭は学部ごとに出店を出したりします。そのため学部学科のつながりがほんとに強く、みんな仲がいいです。僕もこのようなイベントに参加したりするので、お隣のロシア学科や中国学科にたくさん友達が増えました。

学祭1 韓国の学祭はお酒飲めます

学祭2 もう酔ってます

体育大会
 そしてさきほどから日本では4年生のはずなのに「先輩」としきりに書いていますが、これは男性がほとんどです。韓国の男性は軍隊に2年間いかなければいかない義務があります。しかも大学12年のときにいく人が多いそうなので、僕はこっちに来て同い年の男の子とはまだ数人としか会っていません。そのためまわりは先輩か後輩かです。たまに肩身が狭いです。

 ここまでの話からいかにも友達が多いんだろうなと思われるかもしれませんが、韓国人と個人的に食事に行ったり、遊んだりすることはなかなかないです。つまりまだそれだけの関係だということです。それは自分が韓国語ができないから、または相手がさほど日本や自分対して興味がないからだと思います。たとえば日本語の拙い留学生と遊ぶとなったときに、僕はその人に何かしらの興味がないと遊べないですし、長時間一緒にはいられません。留学したら多少無理をしてでも友達をたくさん増やしたいと思う人が多いと思いますが、それはかなり難しいと思います。いくら話せても興味がないなら相手にされないと思います。それよりは仲良くなった人たちとたくさんの時間を過ごす方が効率的だと僕は思います。
 とはいえ、いろんな知り合いが増えたのは事実です。出会い方は人それぞれですが僕の場合はお酒の席でたくさんの人に出会いました。韓国では食事会とはいうものの、プラスして酒というのがほとんどです。なので、酒が飲めない日本人の友達なんかはよく敬遠しています。それだけ飲んでいるということです。僕は幸いお酒を多少なりとも飲める体質で、飲めば言葉を間違う恥ずかしさがなくなりバンバンしゃべっていることが多いです。お酒が飲めるというのはここでは一つの強みだと思います。
 さて話はめちゃくちゃでしたが、つまり僕は「人の誘いは断らない」をモットーにいろいろやろうとしていますということです。これからまだまだ時間はありますが、もっと計画的に過ごしていこうと思います。


デパートにて値引き交渉する友達



エイプリルフールは新入生は高校の制服を着てきます

MT(ちょっとした旅行)にて
韓国人、肉の焼き方にうるさいです

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