韓国国民大学から



안녕하세요~!こんにちは。現在韓国ソウルにある国民大学校に交換留学中の経済学部経済学科3年の森永なぎさです。こちらには1か月前に来たばかりで、まだまだこれからな部分が多いですが、留学に至るまでやこちらでの生活について少し書かせていただきます。
 
山にある国民大学校
 

〈交換留学前〉
 私は韓国に留学しているのですが、もともとは英語圏への留学を目指して勉強していました。それは、ただ高校生の時から一度日本を離れて生活してみたいと思っていて、当時留学といえば英語圏しか頭になかったためです。しかし、佐賀大学に入学して、留学生と交流したり、アジア圏に留学された先輩方の話を聞いたりするうちに、アジア圏に魅力を感じるようになりました。その中でも元々好きだった韓国がとても楽しそうだったので、興味を持つようになりました。実際に休みを利用して友達と韓国、アメリカと旅行したのですが、韓国の生活の方が自分に合っていると確信できたので韓国に留学して現地で生活してみたいと思いました。しかし、私は韓国語を勉強したことがなく、ハングルすら読めませんでした。それがちょうど去年の今頃の話です。そこからハングルのつくりを理解するところからとにかく毎日勉強しました。周りの人からは何でそんなことをしているのかとかなり反対されました。将来の為にも英語をするべきと何度も言われましたが、時間を自由に使える大学生のうちに、好きなことを一生懸命する方が大事だと思ったので反対を押し切って韓国語の勉強を続けました。春にはSUSAPで3週間短期留学もさせてもらい、なんとか留学に行けることになりました。私はすごくバタバタと留学準備をしたことでかなり人に迷惑をかけてしまったので、自分の大学生活のスケジュールをしっかり考えてから行動することが大事だと思います。

〈韓国での生活〉
 韓国に着いて一カ月がたち、だいぶ生活に慣れてきました。寮は校内にもあるのですが、私は学校から少し離れたところに配属されて、学校へはシャトルバスで通っています。部屋は二人部屋で、一緒に来た佐賀大学の北原さんと同じ部屋です。部屋の中では日本にいるような感じなので、外で疲れて帰ってきて、ゆっくり休むことができます。そこはすごく良いのですが、寮では料理ができなくて、冷蔵庫すらないので食事には結構苦労しています。学校で食べて帰ってきたり、近くの食堂に食べに行ったりしています。外食ばかりですが、値段については日本よりも安くて、学校だったら350円くらいで十分食べることができます。食費は月に3万円ほどで、他に必ずかかるお金としては寮費で月2万かかります。この他は日用品代や交通費、携帯代などです。また、韓国の方はお酒が大好きで、飲み会がよくあるのでそこで結構お金を使っています。節約生活を送っていますが、お酒の席はすごく大事なコミュニケーションの場で、そこで仲良くなったり、つたない韓国語をなぜか堂々と話せるようになるし、まずとっても楽しいのでここの費用は削らないようにしています。といっても日本の飲み会よりはかなり安いので、少し洋服を買うのを我慢したりしてやりくり出来ています。
 
学食:骨付き肉のスープで約300円
 
近所のごはん屋さんのポッサム(蒸し豚)

 授業についてですが、私は今5つ授業を取っていて、韓国語の授業を3つと日本の伝統文化についての授業、韓国の都市についての授業です。韓国語の授業は自分で選ぶ方式で、私には少し難しい授業も取ってしまいました。先生が何を言ってるのかわからなくて悲しくなりますが、予習復習を人一倍してなんとか授業を受けています。日本の伝統文化の授業は私が所属する日本学科の専門の授業で、内容は日本についてですが韓国語で行われるので私にはほとんど理解できないことが多いです。周りの人に助けてもらいながらなんとかなっていますが、内容も日本の能や歌舞伎などを今やっていて、私は日本人なのによく知らなくて「これはどういうことですか。」などと聞かれたときに困ってしまいます。余計なお世話かもしれませんが、どの国に行くにしても日本のことを改めて少しでも勉強してから行くことをお勧めします。韓国の都市の授業は英語で行われる授業で、完全に韓国の学生の中に入って授業を受けるので難しいですが、いつも楽しみです。また私は佐賀大学で開発経済学を勉強しているのでしっかり聞かなければなりません。
 
 これまで一カ月生活して、語学力が伸びたかと言われればあまり自信がありませんが、来た時より堂々と韓国語を使えるようになったように思います。来たときは、お店の人などから話しかけられて逃げてしまったり、言葉が通じなくて嫌な顔をされて結構傷ついたりしていましたが、最近では別にこの店の店員と一生付き合っていくわけでもないしどう思われてもいいかなと開き直って、わからなかったら聞き返したり、聞きたいことは聞くようにしました。すると親切に教えてくれる人が結構多くて、おばさんからどこから来たの?と聞かれたり、少し会話までするようになりました。また、嫌な顔をされても何故かどうも思わなくなりました。こちらの生活に少しは慣れてきたということかなと思います。
 他にも生活をする中でいろいろと苦労することがあります。そんな時にいつもこちらの友達が助けてくれます。私は最初、勝手に韓国の方は少し冷たい印象があって友達になれるか心配だったのですが、何度か会って、お互いのことを知ったらすごく親切にしてくれる優しい方が多いとわかりました。中でも私と仲良くしてくれている女の子は、私が休日など暇をしてないかいつも気掛けてくれて、一緒に遊んだり、勉強を教えてくれたりしています。また、私が最近悪い夢をよく見るんだよねと会話の中で軽く言ったら、すごく心配してくれてドリームキャッチャーをプレゼントしてくれました。私はそれがすごく嬉しかったし、こんなによくしてくれる友達がいて幸せだなと思いました。たくさんの友達を作ることも大切ですが、今の大事な友達を大切にしてもっともっと仲良くなれるように頑張ろうと思います。
 留学生活はあっという間だとよく聞きますが、実際一カ月を終えて、きっとそうなんだろうと思えます。韓国の冬はかなり寒いそうなので、今の涼しいうちにもっといろんな場所に遊びに行きたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。        
 
たぬきカフェというのがあった!(本物)

漢江(ハンガン)の景色

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