北京での留学生活
皆さんこんにちは!私は中国の北京工業大学に留学中の文化教育学部国際文化課程3年の伊藤ひかりです。北京に来て約2か月が経ち随分とこちらでの生活に慣れてきました。今回は北京での留学生活について皆さんにお伝えできればと思います。
動機
私が北京工業大学に留学を決めたのは中国語を話せるようになりたい!中国で実際に生活をしてみたい!と思ったからです。大学に入学する以前から海外への興味があったこと、第二外国語で中国語を履修していたことなどが理由として挙げられますが、春休みを利用してSUSAPで中国の浙江理工大学への短期留学プログラムに参加したことがさらに留学したいという意欲を掻き立てました。そしてせっかくの機会だから首都である北京に留学しようと思いこの大学に決めました。
準備
この留学に行くために必要なHSKは留学申し込み以前にすでに終えていたため焦らずに済みました。ビザの申請や受け取りは平日のみだったので少し大変でした。そして二月の後半から大学での登録や授業が始まるので佐賀大学での試験を終えてあまり休む暇もなく出発したのでとてもバタバタしていた記憶があります。何事にも準備は早めに済ませておいたほうがいいなと感じました。
授業
授業は必修科目と選択科目があり、私は総合・口語・听力・HSK・書画の授業を履修しています。授業が開講される前にテストがあり5つの班に分けられそれぞれ授業を受けています。授業時間は45分×2で1コマ分、そして間に5分休憩があるスタイルで集中力が切れにくいのでとても良いです。私の班の授業は先生方による説明がほぼ中国語であり、習った文法や単語を使ってその場で文章を作るのが難しいですが徐々にこのような授業の形式に慣れてきました。そしてほぼ毎回課題が出されるのに加えて予習復習もするので少し大変ですがとても充実しています。
授業風景
生活、
留学生はほとんどの人が大学の留学生寮に住んでいます。留学生寮から授業のある建物までは歩いて15分ほどですが午前の授業は八時から始まるので少し辛いです。寮では二人部屋に住んでいて、ルームメイトは韓国人です。留学して間もないころはほぼ英語で話していましたが今ではお互いできる限り知っている中国語を使って会話するようになり成長を感じました。お互いのことについて話したり一緒にご飯を食べたり遊んだりするのがとても楽しいです。私の部屋はトイレとお風呂があり週に3日ほど掃除のおばさんが掃除をしに来てくれるのでとても快適に暮らしています。食事については、学内の食堂や近くのお店で食べたり寮のキッチンで作ったりしています。食堂では約150円でお腹いっぱい食べられるので嬉しいです。寮のキッチンは共同なので授業の班が違う留学生とも交流できて面白いです。洗濯も共同のランドリーで1回約50円でしています。私自身これまで一人暮らしは未経験だったので様々な面で心配することがありましたが周りの方々のサポートもあり何とかなっています。
北京の物価は以前行った杭州より少し高い気がするのですが日本と比べるととても安くていまだにびっくりしています。地下鉄は20駅くらい乗っても100円ほどであったりバスに40分くらい乗っても30円ほどだったりするなど安すぎて笑ってしまうほどです。
履修している授業が少ないわけではないと思いますが、日本にいたころと比べてアルバイトをしていないため多くの時間があります。部屋にこもっていてはもったいないと思いたまにスポーツをするなどしています。
通学路から
校内にて
ミュージカル鑑賞
休みの日には北京の観光名所を訪れています。有名な天安門広場や世界遺産の頤和園などに行きましたがまだまだたくさん名所はあるので留学中にゆっくり見て回りたいと考えています。ほかにもショッピングセンターに行ったり友達とおしゃべりしたり楽しい休日を過ごしています。
天安門広場
一つ後悔していることは、日本語クラブの中国人学生やほかの国の留学生から日本のこのアニメが面白いよね!とよく言われますが私自身今まであまりアニメを見てこなかったので知らないと答えると残念な顔をされることです。これから留学される方は日本で有名なアニメや映画を観ていたほうが良いかもしれません。
最後に
留学してみたいなと思っている方がいたら私は迷わず留学を勧めます。楽しいことばかりではないですが毎日新しい発見があってとても充実しています。約1年の留学期間では慣れてくると怠けてしまうこともありそうですが自分で目標を立てて少しずつクリアしていくことを心がけて頑張っています。留学を決断するのは大変だけれど留学をして後悔することはないと思います。むしろこれからの自分にとってプラスになることばかりです。大学生である今この時にこのような素晴らしい経験ができて本当に良かったです。留学を迷っている方は経験者の方々にお話を聞いたりSUSAPなど短期留学のプログラムに参加してみたりするなど一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
私の文章を読んで少しでも留学に興味を持っていただけたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
文化教育学部国際文化課程3年 伊藤ひかり
コメント
コメントを投稿