LABAS!リトアニアでの留学生活



 

 

  LABAS(こんにちは)!


 理工学部都市工学科の4年のチェインウです。現在、私はリトアニアのヴィタウタスマグヌス大学に留学しています。今回は留学の理由と準備、リトアニアとは、リトアニアでの生活、の3つに分けて話したいと思います。


 



リトアニアの風景

 

 最初は、留学の理由と準備を簡単に言おうと思います。私が交換留学を決めた理由は自分の視野を更に広げたい、他の国の建築も見てみたい、1年間の自分の時間が欲しい、という理由と、日本に3年いながら更に色々な人と交流するためには日本語だけではなく英語の必要性も感じたからです。その中でもリトアニアに行こうと思った理由はヨーロッパの建築を見ることができる、他のヨーロッパの国に比べて物価が安いからでした。留学の準備としては、言語勉強はもちろんですが、自分が行くもしくは行きたい国には何があるか、そこで何を勉強できるかなどを調べ1年をどのように暮らすかを詳しく計画しました。

 

 話を変えて、今からは皆さんが興味を持ちそうなリトアニアの紹介をしようと思います。リトアニアは、バルト三国の一つで東ヨーロッパに位置している国です。国土面積は日本の地域に比べると、北海道の8割くらいです。4月から10月のリトアニアは自然がとても豊かな国で、市内の景観もよく、郊外だけでなく都市の中心にも緑が多く、余裕感を感じることができます。市内を歩くと、外で座って何かを食べたり、飲んだりしている人も多く、散歩する家族や人も多いです。午前5時くらいに明るくなり、午後11時に暗くなり、すごく気持ちいいところです。11月から4月くらいまでのリトアニアはとても寒い(零下20度くらい)です。寒いと言うか痛いくらいです。人も外にあまり出ません。午前の10時くらいに明るくなり、午後の4時くらいに暗くなります。あと、晴れる日よりも曇っている日が圧倒的に多いです。私が最初にリトアニアに来た時もこの機構に慣れるまで結構時間がかかりました。また、カウナスには新市街地と旧市街地があり、新市街地は噴水もあり、街の中に両列の木があるので涼しく快いです。散歩するにはとても良い街並みだと思います。旧市街地はカウナス城など歴史の建築が多い、とても美しい聖堂もあります。旧市街地は歩道が茶色系の石になっていますが、夜にお店や電柱からの光を反射して更に綺麗になります。

 
 


4〜10月のカウナスの新市街地





 10〜4月のカウナスの新市街地

 

 

 



カウナス城

 

 
 次は、ヴィタウタスマグヌス大学での留学生活について少し書こうと思います。まずは学校の寮について話したいと思います。寮費は一日に3ユーロで月に90ユーロなので1万1200円くらいでとても安いです。今、私は少し変わったルームメイトと一緒の部屋に住んでいて、シャワー室、トイレ、冷蔵庫はブロックあり、隣の部屋のチェコ人とリトアニアの男の子と共用で使っています。各フロアには大キッチンと小キッチンが一つずつあり、自炊もできるようになっています。


 


寮の部屋

 

 

 

 


寮の簡略の図面



 

 次は、授業についてです。私はここでの専門はアートで、アート部の授業と言語の授業を受けています。ヴィタウタスマグヌス大学は専門に関係なく英語で講座される授業なら受けることができ、自分が前から興味を持っていた作曲、メディアアートなどを聴講しています。建築の授業も受けようと思い、’Computer Architect という教科を登録しましたが最初の授業に行ってみると建築には関係なくパソコンの基本プログラムや構造の内容で 、寮に帰って調べてみると’Architect’という単語には建築だけではなくパソコンの構造()という意味もあり、ヴィタウタスマグヌス大学には建築の授業はありませんでした。自分にとってはかなり意味不明の授業だったので、結局履修を取り消しました。ここでの言語の授業はとてもクオリティが高く、リーディングとリスニングはもちろんスピーキングまで学べます。



 ヨーロッパで留学生活をすると、さすがそこには「交流」と「旅行」というテーマもあると思います。私も暇な時は交流会に参加したり、友達と一緒にバーに行ったり、リトアニアの他の地域や近いヨーロッパの国に旅行に行ったりします。ヴィタウタスマグヌスには毎週木曜日に’Language exchange’という交流会があり、そこでお互い言語を教えたり、学んだりすることができます。その他にもアジアの中国、韓国、日本のクラブがあります。主にアジアクラブにはアジアに興味を持っているリトアニア人が多いので、友達を作るには良いと思います。あと、多くのリトアニア人は飲みながら話すことが好きです。天気が良い時は昼から飲みながら話している人も多いです。実際に、リトアニアは世界でビールの消費量が6位です。そのため、飲み会に参加することも友達を作ったり交流するには良いと思います。そして、旅行についてですが同じEU連盟に入っている国の間の旅行はとても便利で、安い飛行機のチケットも30004000円くらいで往復券が取れます。

 



シャウレイの十字架の丘

 



シャウレイの新市街地



 学生のとき、色々なことに触れたり、挑戦したりなどの経験をすると思いますが、人間は限られている時間の中で生きる生物なので、その時間内で全てのことを見たり、経験することはできないと思います。しかし、他の人と交流することで他の人の経験から見たり学ぶことはできると思います。日本人との交流も大事だと思いますが、他の国に生まれ、自分と違い生き方をしてきた人との国際交流も大事だと思います。国際交流活動に少しでも興味があるのなら勇気を持ちましょう。色々な国の人と会って、話して、交流することは、みなさんにとっても良い知識になり、経験になると思います!


 



リトアニアの友人と

 

 

 

 

 

コメント