留学生活



안녕하세요~
佐賀大学農学部応用生物科学科4年の堀江乃暖です。
私は今、韓国の釜山にある釜山大学校に交換留学をしています。
こちらの大学での専攻は英語・英文で、留学期間は3月から12月までの10ヶ月です。



留学に至るまで

私は中学生の頃からK-POPが好きで、よく音楽を聴いていました。しかし、特に韓国語を勉強しようという考えはなく、大学に入学してからも第二外国語はフランス語を専攻していました。大学2年生の夏にSUSAPで韓国の大邱に3週間留学した時に、初めて韓国語や韓国の文化について学んだのですが、この短期留学をきっかけに韓国の虜となり、独学で韓国語の勉強を始めました。さらにこの短期留学をきっかけに、海外での生活に興味を持つようになり、長期留学を考えるようになりました。
3年生になり自分の大学生活を振り返ってみて、このままでは後悔すると思い、交換留学を決意しました。実は私には幼い頃から航空管制官になるという夢があり、航空管制官は英語を使って仕事を行う職業のため、英語の実力を伸ばすために元々は英語圏への留学を考えていました。しかし、独学で勉強していた韓国語もなかなか実力がついてきて、韓国の文化に対する関心も大きく、英語圏に留学するというよりも韓国へ交換留学に行きたい、韓国で生活したいという気持ちが大きくなっていました。そのため、どこに留学するのかとても悩んでいたのですが、英語での留学という形で韓国への留学が可能だということを知り、韓国へ留学に行くことに決めました。
私は英語での留学ということでTOEFL ITPのスコアが必要だったのですが、留学を決意したのが遅かったため、出発するかなりギリギリまでTOEFL ITPを受けていました。留学を少しでも考えている方は早めに受験することをおすすめします。

ソウルに留学する子が多い中、なぜ釜山大学を選んだかという理由ですが... 釜山大学は留学生の数が多く国際色が豊かだということ、英語で開講されている授業が多いこと、そして釜山弁が好きだから釜山で生活してみたい、私も釜山弁を話せるようになりたいという理由で選びました。また釜山は天候が日本と似ているのでとても過ごしやすいです。

寮生活

私は今、釜山大学の寮に住んでいます。2人部屋でインドネシア人の留学生と生活しています。部屋は綺麗で大きいので快適です。また、部屋にはキッチンがないので寮の食事の申請をすることが必須となっており、私は週7日朝と夜の2食を申請しています。毎日バランスよく美味しい韓国料理が食べられるので、その点はとてもいいと思います。私が今住んでいる寮はキャンパスの一番上、山の一番上みたいなところにあり、正直教室までの道のりが毎日大変なのですが、寮からの景色はすごく綺麗です。後期からはキャンパスの一番下にある新しくできた寮に住めるそうなので、楽しみです。
ちなみに釜山大学の前は観光地としてガイドブックに載るくらい栄えており、地下鉄の駅も近く、大学の正門の横には大きなデパートもあり、生活するにはとてもいい場所だと思います。

学校生活

今学期は4つ授業を取っています。留学生向けの授業である、“中級韓国語”と“時事で学ぶ韓国語(高級韓国語)”は韓国語で行われる授業です。“韓国文化の理解”、“英語会話”という授業は英語で行われ、英語会話は英語英文科の授業です。
英語会話の授業は韓国人の学生がほとんどですが、残りの3つは様々な国からの留学生と一緒に受けています。韓国=中国人と日本人の留学生が多い というイメージがあったのですが、そんなことはなく、イギリスやフランス、ロシア、アメリカ、モンゴルなど本当に様々な国からの留学生がいます。ちなみに私のクラスはフランス人の留学生が多いです。この国際色豊かなところは釜山大学のいいところだと思います。
先程話したように私は独学でしか韓国語を勉強していないですし、いきなり“高級韓国語”なんていうレベルの高い授業を取ってしまったので最初はついて行くのも大変でしたが、最近では先生が話していることもほとんど理解できるようになり、楽しく授業を受けています。特に最初の2ヶ月は自分でも驚くぐらいのスピードで韓国語が上達していました。
私は英語の勉強をするために留学に来たのですが、今のところ正直英語よりも韓国語の方がものすごいスピードで上達しているので、後期は全て英語英文学科の英語の授業を受けようと計画しています。

【時間割】


こちらの大学での私の専攻は英語なのですが、『韓国へ留学に来ているのになぜ韓国語ではなく英語を専攻し勉強しているのか』と思う方が多いと思います。私も実際留学に来る前そういう風にたくさんの人から言われました。でもいざこっちに来てみると、私のような留学生はたくさんいました。中国語専攻の日本人の友達、フランス語専攻のロシア人の友達、英語専攻のベトナム人の友達など本当に様々です。『韓国語と英語の同時進行なんて絶対無理だ。絶対に挫折するよ。』と留学前に言われかなり落ち込んだこともありましたが、正直自分次第だと思います。今のところストレスに感じたこともないですし、むしろ『絶対に3ヶ国語流暢に話せるようになってやる』という気持ちで頑張っています。

サークル活動についてですが、私はPNUFという、韓国人の学生から韓国語を習う国際サークルに入っています。留学生2〜3人と韓国人の学生1人がペアとなり、火曜と木曜の週に2回、韓国語を習っています。私のグループは会話練習という形で授業を行っているのですが、みんなで会話をしながら、授業では習うことができない表現や新造語、若者がよく使っている言葉などを教えてもらっています。また、ただ授業をするだけではなく、みんなでご飯を食べに行ったりお花見に行ったりなど、様々な活動をしています。


【サークルのみんなと食事に行きました】

【夜桜を見に行きました いろんな国からの留学生がいます】

また、釜山大学にはバディプログラムというチューター制度があり、申請すれば留学生1人に対して韓国人の学生1人がついてくれます。私も申請しており、留学生活を送る中で困ったことがあった場合にはバディの方に助けてもらっています。

休日の過ごし方

休日は地下鉄に乗って遊びに行くことがほとんどです。釜山は観光地やショッピング街、カフェ通りなど遊ぶ場所がたくさんあります。釜山大学駅から40分くらい地下鉄に乗れば海にも行くこともできます。
また釜山からは地方へのバスも安い値段でたくさん出ているので、慶州や全州などに日帰りで旅行に行くこともできます。私はこの間あった3連休の時にバスでソウルまで行ってきました(ソウルまではバスだと4時間程度かかりますが、電車に乗れば2時間程度です)。

他にも、韓国人の友達には菜の花祭りや提灯祭りなど、自分じゃなかなか行かないような場所に連れて行ってもらっています。とても貴重な体験をすることができています。

【菜の花祭り】

【提灯祭り:5/22のお釈迦様の誕生日に合わせて行われるお祭り】
 

最後に

時が過ぎるのは早いものでもう3ヶ月が過ぎ、留学生活もあと約半年になりました。
『やらないで後悔するくらいなら、やって後悔した方がいい』
もちろん留学生活を送る中で大変なことや理不尽なこと、思い通りに行かないことなどたくさんありますが、後悔はしていません。むしろ、留学を諦めていたらきっと後悔していただろうな、と本当に思います。まだまだ慣れないこと大変なこともたくさんありますが、様々なことに挑戦し、毎日刺激を受けながら、悔いのない留学生活を送ることができるように過ごしていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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