アメリカ スリッパリーロック大学


ツナガル留学日記




みなさんこんにちは。私は教育学部小中連携コース中等主免英語専攻2年の國弘貴之です。私は今、アメリカはペンシルベニア州にあるスリッパリーロック大学(Slippery Rock University)でおよそ1年間の交換留学をしています。現在、大学が始まって2カ月がたとうとしています。アメリカに来た当初に比べると、随分、生活環境、授業にもなれ、日々の生活や友達とのコミュニケーションなど、充実した毎日を送っています。
さて、皆さんは「留学」と聞いて、どのような考えを持っていますか?おそらく留学を考えている方の多くは、今後の自分の将来像などを想像しながら考えている人が多いと思います。今回の「ツナガル留学日記」を通して、みなさんの留学に対して疑問に思っていること、不安に感じていることなどをシェアできたらいいなと思っています。

(大学内の様子)



「どうして留学しようと思ったか」

 私が交換留学をしようと思った理由は大きく二つあります。一つは自身の英語力の向上です。僕は将来、英語教員になりたいと思っています。だったら留学して当然だと思いますが、現実には留学したことない人が大半です。想像してみてください。留学したことがない先生が、異文化について語る場面を。僕には信じられません。そんなことを思っていると留学しない理由がなくなりました。そして、現地の英語を通して自身の英語力も向上させたいと思うようになりました。そしてもう一つは、異文化理解を深めることです。例えば、みなさんは「アメリカ人」と聞いて、どこまで詳しく語ることができますか?僕が英語教員になるうえで、“異文化理解”という言葉は避けては通れないと感じます。そう思ったときに「絶対留学する」と決意しました。





~日々の勉強~

 Slippery Rock大学ではまず「○○学部」とい概念がありません。日本語で言うところの「○○専攻」で、なんと人によっては副専攻も持っています。最初、聞いたときはびっくりしましたが、こういうわけで学生は様々な分野を勉強できるんだなと感じました。次に日々の授業の話をしたいと思います。僕は現在、5つの授業を履修しています。たった5つ?と疑問に感じる人もいるかと思います。月水金、火木のまとまりで同じ授業が開講されています。一つの授業の授業時間は日本と違い、全ての授業で決まっているわけではありません。(今期、僕が履修している授業では2.5時間の授業もあり、とても長い授業もあります)。また講義のスタイルも各々の先生でとても異なっています。ある先生はpower pointを使って先生が授業を主導して進めるタイプの先生もいれば、ディスカッション形式で学生が中心になって議論する授業もあります。日本では週に一回の授業ですが、こちらでは次回の授業がかなり速いペースでまわってきます。そのため予習、復習、宿題に追われる毎日です。授業によって分量が多い、少ないがあります。最初はかなり「しんどいな」と感じたり、「少し嫌だな」と思うこともありました。(現在でもキツいものはあります)。しかし慣れてくると分量が多くてもこなせるようになりました。これは本当のことです。実際に僕の場合、留学当初はいつもアメリカ人のルームメイトから「いつも宿題しているけど大丈夫?」と心配されていましたが、最近ではほとんど言われなくなりました。勿論最初から全く同じ量の課題をこなしていますよ。また正直なことを言うと、アメリカの学生は桁違いに質問し、勉強します。その姿を見ると自然と感化されるものがあります。そして写真は教科書の一例です。この時はテスト期間でおよそ300ページを読み切りました。
American Literatureの教科書)

これを見てどのように感じるかは皆さん次第ですが、多くの人は多いと感じるのではないでしょうか?僕も初めは多いなと感じていました。Fall semester(日本でいうとこの後学期)が始まって間もない頃は、時間があれば図書館で勉強するという毎日でした。しかし、多いからと言ってマイナスに考えることはないです。むしろちょっとした成功をつかんだ時に確かな成長を身をもって実感できます。慣れてくると友達と買い物に行ったりする時間もできますよ。
 
~留学先での生活について~

 Slippery Rock大学で授業を受けて、宿題をしている毎日かと言うとそうではありません。およそ二か月の留学生活を通して感じたことは、平日と休日のOnOffがはっきりしていることです。平日はほとんどの学生が夜遅くまで勉強しています。そのため図書館は夜遅くまで人でいっぱいです。(月~木は深夜12時まで、金曜日は7時まで、土日は6時まで開館しています。また図書館内にカフェもあり、休憩したり軽食を取ることもできます。非常に便利です) また大学内にはその他さまざまな施設があります。たとえばジム。最近ではよく通うようになりました。先ほど平日はほとんどの学生が勉強しているといいましたが朝から夜まで勉強しているわけではなく、リフレッシュしたいと思ったらジムに通う友達もいます。幸い、僕の周りにはジムによく行く友達がたくさんいて「Taka(こちらではこう呼ばれてます)もジム行こうよ」と毎日のように言われるくらいです。また週末には時々フットボールの試合が大学内のスタジアムであるので友達と大学のTシャツやチームのユニフォームを着たりして応援に行きます。(もちろんSlippery Rock大学の学生は無料で試合を見ることが出来ます)。また、友達の家に泊まりに行って庭にある大きなスクリーンでフットボールの試合をみながらBBQなんていうこともあります。






~最後に~

 この記事を読んでくださってる人の中には、これから留学したいと思ってるけど、なかなか一歩が踏み出せないという人もいるのではないでしょうか?GPATOEFLのスコアで悩んでる方もいるのではないかと思います。実際、私もTOEFLのスコアがものすごく高いわけではありませんでした(むしろ周りの方から心配されるくらいギリギリでした)。しかし、何もせずじっとしていても何も変わらないと思って、英語学習をスタートさせ、Slippery Rock大学へのチケットを手にしました。皆さんは交換留学を終えて、少しでも成長している自分があると思うとわくわくしませんか?モチベーションを高く持ち続けることが大切です。不安になったら周囲の人に是非相談してください。そしてこの記事が多くの人に響いてくれることを期待してます。

                                                                 


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