スペイン・アルメリア大学

 

Hola! 日種です

佐賀大学理工学研究科に所属しています

4/15からスペイン・アルメリア大学に留学しています

現地の日常生活をお伝えできればと思います。

サグラダファミリア

 

・事前準備

留学に行くは様々な準備が必要です。英語の勉強、飛行機の予約、寮の確保、ビザの申請、保険の加入、銀行口座の取得等。苦労したのはビザ申請でしょうか。初めて海外で乗り継ぎがある飛行機を予約し、保険を調べて入り、内容に不足がないか不安になりながら申請書を提出しに行きました。寮の予約では銀行口座が必要と言われ、海外の口座をどうやって準備するのかわからず、いろんな人に有効な手段を聞きました。WISEを使えば口座を作成できると聞き、無事に口座番号を得ることができました。


・渡航

私は渡航日に大事件があったのでここに書いておきます。私のビザ申請はかなりギリギリで5週間前に大使館に申請書を提出しました。その時に“受け渡しは4/7です“と言われました。フライトは4/8ですから、そのまま受け取って羽田空港に行けば問題ありません。そして4/7日ビザを受け取るために大使館へ行くと今日は休みですと言われました。次に大使館が開くのは月曜日。まずはフライトのキャンセルと変更、新しいフライトの検索と予約、火曜までの宿探しとかなり大変でした。幸い東京には友人がいましたので家に泊めてもらい、なんとか出発を迎えることができました。

 

・英語

私はかなり英語が苦手で、事前のTOEFLでも散々な結果を残しています。研究、就活、家業の合間を縫って英語を勉強しましたが、TOEFLではわずか数点足りず、結局Duolingoで要求された点数をクリアし留学しました。勉強の甲斐あって日常会話ではそこまで苦を感じることはありません。しかしながら、複雑なディスカッションが必要となる研究の話になると、言いたいことがスラスラ言えず、文法が支離滅裂であったり、全然違う勘違いをしてしまったりと苦戦しています。今でも空いた時間に英語を勉強して少しずつスキルを伸ばすようにしています。

 

・お金について

スペインの通貨は言うまでもなくユーロですが、円安の影響で現在(6/20)1€=150円を突破しました。私はエラスムス+で留学しているので渡航費1500€、生活費850/Monthを受け取っています。日本円をユーロに換金するには不利な状態ですので、受け取ったお金の範囲で生活をしています。Almeriaの物価はそこまで高くないので過度な贅沢をしなければ全然生活できます。

 

・寮生活

私はAlmeria universityの寮(CIVITAS)に住んでいます。月額430 €でシャワー、トイレ、冷暖房付きの個室が借りれます。共同で使える設備としてはオーブン、電子レンジ、洗濯機があります。ほかに自習室、ジム、学食、レストランがそれぞれあります。致命的な点はキッチンと冷蔵庫がないことです。

CIVITAS

まず水ですが水道水を飲むことはできませんので近くの生活用品店で購入しています(8L/1.4)。冷水器はありますが、あまりおいしいとは言えません。学食は1食当たり6.9€です。個人的には学食の味が好みではないのでめったにいきません。レストランの平日は朝と昼が営業です(コーヒー 1.2 €、昼定食6.9 )。週末の夜のみ、ピザを提供しています(10 /1)。ピザはなかなかおいしいので週末の夜はレストランに行くことが多いです。

週末の楽しみ

一般的なスペインの食事は8時に朝食、11時に軽食、14時に昼食、18時に軽食、21時に夕飯です。昼がメインの食事になります。12時に昼ご飯を食べようとしても全然用意されていません(早くて1時から)。夜のレストランも普通は20時からです。私の1日の食事の例はこんな感じです。

(8):コーヒー+パン(10/2)あるいはリンゴ。

軽食(11):食べないことが多い。たまにコーヒーとバケット。

昼(13時):Almeria大学の学食(6 )、写真の通りかなり多いです。バケットとリンゴは朝ごはんになったり、おやつになったり、夕食になったりします。

軽食(18):食べない

夕食(21):インスタントラーメン(電子レンジで調理)、バーガーのテイクアウト (7 )、冷蔵ピザ(2.5 )、昼のバケットと缶詰あるいは外食です。

レストランは近所のJaujaという店に良くいきます。写真付きのメニューがあるため何が来るかイメージしやすく、ビールとタパス(おつまみ)のセットで3.3 €とかなり安いです。

Almeria Univ.の学食
Restaurant Jauja
スペインビール
タパス(おつまみ)

通学はバスを使用しています。寮と大学は5 ㎞程離れているため毎日歩いていくのは現実的ではありません。バスは片道15分ほどです。定期券があれば13 /MonthAlmeria市内は乗り放題です。私の中の常識としては“公共交通機関は遅れてくることはあっても出発時刻より先に出ることはない“だったのですが、出発時刻の10分前に出発していることがあります。遅れてはいけないときは出発時刻の15分前にバス停で待つ必要があります。

・持って行った方がいいもの

持って来てよかったのは日本のお菓子、水筒、箸、自分の趣味に通じるものです。日本のお菓子はスペインやほかの国の留学生へのいいプレゼントになります。私はハイチュウ、ミンティア、ぐみを持っていきました。水筒はこちらでも買えるので無理して持ってこなくてもいいですが、水を持ち歩けるので重宝しています。箸はラーメンを食べるときやオーブンからピザを取り出すときに使えます。私は合気道が趣味なので道着を持っていきました。何か趣味に関するものがあれば、持っていくことをお勧めします。趣味を通じて現地の人と仲良くなれる可能性があります。

・研究

研究室には朝9時か10時のバスで行きます。指示されたタスクをこなして、早く終われば論文を読むか、個人的にやりたいことについて勉強したりしています。1日にそこまで多くのタスクを指示されることはあまりなく、ほぼ14時までには終わります。13-14時に昼食を食べて16時くらいに寮に帰ります。スペイン人のラボメンバーや教授は大体10時に来て15時には帰ることが多いです。何か目標をもっていかないと、余った時間の過ごし方がよくわからなくなると思います。留学中に達成したい目標を立てておくと有意義に使えると思います。

培養液と抽出液

・スペインについて

スペイン人は明るい人が多いです。挨拶をすればほぼ返してくれます。英語ができない私が言うことではありませんが、英語を話せる人は意外と少ないです。レストランで“Can I order something?”と聞いても通じないことが多いです(私の発音が悪い可能性もある)。ご年配の方はほぼ通じませんがご年配の方ほどぐいぐい来ます。とりあえず、にこにこしながら話を聞いてふわっと切り抜けます。大学の学生は英語が話せる人が多く、フレンドリーで友達も作りやすいと思います。

治安についてですがAlmeriaでは危険を感じたことはありません。聞いた話によるとメインストリートより北西部には薬物を使用する人が多い区画があるらしいです。しかし自ら危険に突っ込まなければおそらく大丈夫でしょう。マドリードとバルセロナはスリが横行しているので何か対策が必要かもしれません。

最後に英語圏以外に行く人はその国の言語を少しでいいので勉強していくべきだと思います。ビザを取ればもうお客さんではありません。英語が通じなくてもその国の言語が話せない方に責任があると思います。その国の文化と言語を尊重していることが伝われば、周りの人々は助けてくれるはずです。

Carboneras

 

 

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