フィンランド ユバスキュラ大学

 

こんにちは!

フィンランドはユヴァスキュラ大学に留学している芸術地域デザイン学部4年の井原茜です。

私が4年後期で留学なのは、3年の夏に留学をすると決めたので、4年前期出発分の申し込みが終わっていたからです。なので4年前期までに卒論以外の単位取得と就活を終わらせることにしました。欲を言えば就職先で必須な運転免許まで取りたかったのですが無理でした!今卒論と留学を抱えていますが、頑張ってなんとかしていきたいと思います。

事前準備

 TOEFLの文法、リスニング、リーディング、単語帳を一冊ずつ買って勉強しました。英語の勉強に関しては、高校からサボっていたのもあって、文法が鬼門でした。とにかく最初に解き方の解説を覚えて、なぜかわからなくてもその解説の通りに問題を解きました。結局TOEFLは点数が足りなくて、別のテストで点数突破しましたが、そのテストはスピーキングがあったのでTOEFLを頑張るのがいいと思います。

 特に大変だったのは在留許可です。オンラインで申請を出した後に大使館に本人確認に行くのですが、夏場だったので予約が取りづらかったです。申請を出せる見通しが立ったら先に予約を取る方がいいと思います。私はなぜか大使館で採取した指紋がうまく保存されなかったようで、もう一度大使館にくるか現地で取るかと言われ、現地で取ることにしました。大学があるユヴァスキュラには指紋が採取できる移民局のオフィスがなく、近くの都市に行く必要がありました。大使館で諸々の確認が終わった後、在留許可が降りるのを待ちますが、これも夏場だったせいかものすごく待ちました。オンラインで出る現在の順番が1000番台で始まり、130人ずつくらいしか減らなかったです。オリエンテーションの開始に間に合わなそうだったので、日本のフィンランド大使館、フィンランド移民局、フィンランドの国境警備隊、フィンランドの日本大使館などにいろいろ連絡しました。そうしていたら、なぜか700番台で審査が始まりました。しかし、保険の記載が足りなかったようで、追加提出をする必要がありました。結局渡航は間に合ったのでよかったです!フィンランドについた後日本人の子たちと話したら、ある子は1週間で在留許可が出て、ある子は2ヶ月くらいかかったそうなので、運ですかね。とにかく早めに行動することをお勧めします!

ユヴァスキュラでの生活

 ユヴァスキュラ大学の大きな魅力は、フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルトによる建築で勉強できることです。キャンパスの近くにアアルトミュージアムがあり、とても素敵なのでお勧めです。大学内のアアルト建築で一番有名なのは図書館だと思いますが、私はLozziというカフェテリアが大好きです。授業終わりに大体ここでお昼ご飯を食べています。メニューは日によって違いますが、タンパク質が意外と少ないです。ビュッフェスタイルで、しかもパンは自分で好きなように切るスタイルなので、ついつい食べ過ぎますが、片道30分歩いて大学に通っているのでプラマイゼロだと思います。学割があってかなりお得に食べられます!しかし、フィンランド語の注意書きしかないので1つしか取れないメインをとり過ぎて超過料金を払わなければいけなくなる問題が国籍関係なく多発しています。注意ですね。このLozzi以外にもたくさんカフェテリアがあるので、大学アプリで見られるその日のメニューを見て決めるのもいいかもしれないです。

1.Lozzi

私は音楽、芸術のくくりでユヴァスキュラ大学に受け入れてもらったのですが、受けられる授業の多くが音楽のもので、2つしかない芸術系のものは先生が到着していないなどの理由で今学期は開講されなくなってしまいました。以上の理由から私はあまり授業を取っていないのですが、授業は課題が多いです。毎回課題が出るものや、何回かに一回提出のものなど、いろいろあります。

 大学内では、いろいろなイベントがあります。学生団体のイベントや、学部のイベントなど、参加しようと思えばいくらでも参加できると思います。アイスホッケーの試合を見に行きましたが、ルールを知らないながらも大迫力で楽しかったです。それ以外にも謎の折り紙イベントやそれぞれの国の料理を持ち寄るパーティ、その辺に生えている食べられるキノコツアーなど、本当に楽しいです。

 

2 みんなでお菓子を持ち寄ってピクニック

 

 私は学生マンションのシェアルームに住んでいます。私のフラットメイトはフランスの子とドイツの子ですが、一階下の子たちは全員日本人です。もし国際的な部屋で生活がしたかったら、オンライン申請の備考欄に書いておいた方がいいと思います。フランスの子が郷土料理を振る舞ってくれたり、オーロラが見えたら教えてくれたり、協力して水道の詰まりを治したり、毎日楽しいです。部屋の子以外にも、無料サウナで知り合った子とカードゲームパーティをしたり、オリエンテーションで会った子とマリオカートをしたり、ということもあります。いろいろな国のカードゲームやトランプの遊び、手遊びなどを教え合ったりするので日本のもいくつか紹介できるといいかもしれません。言語が通じなくても盛り上がれます!あと、梅酒が大好評でした。紙パックにお酒が入っているのが珍しく、みんな写真を取っていました。

3 学割でアイスホッケーの試合を観戦

フィンランドは日本に比べて物価が高いです。そのせいでスーパーで買い物をしていてもなかなかお肉やお魚が買えません。ただ、パスタやパンはフィンランドの方が安いです。水も高いですが、フィンランドの水道水は飲めるので安心です。米はリゾット用のものを買えば日本米に近い状態で食べられます。外食は滅多にしませんが、大学の近くのバー兼レストランでは学割でハンバーガーセット(11€くらい)が食べられます。フィンランドに来て1ヶ月くらい経ちましたが、これが安いか高いかがわからなくなっています。美術館や博物館は金曜日に無料で入れたりするのでその機会に行くのもお勧めです。英語でのツアーもあったりするのでインスタなどでチェックしたり、友達に興味あるものを公言しておくと情報が入ってきます。

 旅行は、まだフィンランドの外には出たことがないのですが、12日でヘルシンキへ行きました。それぞれの国のステレオタイプで盛り上がったり、寝言がそれぞれの母国語だったり、楽しい旅行でした。フィンランドは日本に比べて長距離の電車やバスの値段が安いです。ヘルシンキからユヴァスキュラまでは3時間くらいですが、往復で5,000円くらいだったと思います。ヘルシンキもユヴァスキュラも治安はいいと思います。まだ1ヶ月ですが、怖い思いをしたことは今のところありません。店員さんや街の人も優しいです。

 

4 街の中心部であったライトアップイベント 

以上がユヴァスキュラでの生活です。

今後は卒業論文に本腰を入れながら、フィンランド内外に旅行に行ったり、ただただ友達とおしゃべりをしたり、この環境から得られるものをできる限り吸収していきたいと思います。目標はローカルフレンドの家に行くことです!

ユヴァスキュラは緑が多く、野生のリスやウサギがいるのどかな街です。

興味があったら是非。


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