日記




自己紹介

こんにちは。いまだに ”How are you” と言えないアメリカ留学生の山本です。
 
歌舞伎メイクです


佐賀大学の文化教育学部国際文化課程欧米文化専修3年で中学と高校の英語教員免許取得を目指しています。佐賀大の交換留学制度を利用させていただき、オレゴン州のパシフィック大学におよそ9か月間の留学をしています。

留学に至るまで

この記事を読む人の中には留学に興味がある人も少なくないのではないでしょうか。留学にはいくつかのハードルがありますので、留学を目指す人たちの参考になるよう、留学に至るまでの自分の経験を書いていきます。
私は中学3年生の時に将来英語の先生になりたいと思いつき、英語の先生になるならば留学が必要だろうという事で留学に興味を持ち始めました。もちろん大学進学も国際交流に力を置いているということで佐賀大学への進学を希望しました。私が思うに留学に至るためには3つのハードルがあると思います。「お金」と「勉強」と「実際の手続き」です。
留学を考えている方にとって一番気になるのはやはりお金でしょう。私の場合はまだ詳しくわからないのですが、すべて合わせて120150万ほどかかると思います。私は高校卒業後すぐにアルバイトをはじめ、奨学金等の力も借りて何とか資金をためました。私が思うに留学に対する一番のハードルはここです。私はだいたい週5日のアルバイトをしました。時には3つのアルバイトを掛け持ちし、朝から学校に行き、夕方に帰宅し、そのまま深夜の2時過ぎまで働くというような生活でした。無駄遣いをしなければもう少し楽にお金が貯まったと思うのですが、留学という貴重な経験をするために努力しました。週に1日サークル活動にも参加をしていたため、本当に多忙な日々でした。
大学の勉強と留学に必要なTOEFLの勉強との両立もまた大きなハードルだったのですが、留学をするという自分の目標のために何とか頑張りました。TOEFLの勉強方法ですが、私は「短期集中」で点数を伸ばしました。「平日にも時間を見つけて・・・」と出来れば一番よかったのですが、ほとんど毎日アルバイトだったので、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用してとにかく短期集中で勉強しました。もちろんアルバイトがない日や、時間がとれるときにはなるべく参考書等を開くように心がけていました。
私は様々な手続き等が苦手で留学の担当の方々にはとても迷惑をかけてしまいました。留学するには提出しなければならない書類等がたくさんあり、パスポートやビザを取らなければなりません。これも大きなハードルの一つだと思います。自己管理やスケジュールの管理もまた留学に必要な大きな要素となります。留学に関する情報を自分で入手するという事も大切なことの一つです。佐賀大学では学生センターの奥の方に国際交流推進センターがあるので留学を考えている方は是非早めに情報を仕入れることをお勧めします。私はTOEFL ITPの点数が十分取れれば(500または550以上)簡単に留学できるものだと勘違いしておりました。私の場合はちょうど500点取れてから初めて国際課を訪ねたのですが(2年の秋か冬頃)、留学希望の受付締め切り直前だったのでじっくり考えることなく留学に申し込んだように記憶しています。
 私が思うに、お金、勉強、留学手続き、これらがハードルになると思います。私はすべて完璧に成功したわけではなかったのですが、なんとかアメリカで勉強させていただいています。一番大きなハードルは経済面です。それさえクリアできれば交換留学制度を利用した留学は難しいものではありません。お金だけはいくら本気になってもすぐ貯まるものではありません。勉強は例えば1週間寝ずに勉強したらスコアは伸びます。自己管理は気持ち次第です。少しでも参考になれば幸いです。
 


現在の生活について

ここからは今、私がどんな生活を送っているのかを書いていきたいと思います。現在の留学生活を多きく、学校の授業、学校内での生活、学校外での活動などの3つのカテゴリに分けて説明したいと思います。
2014年11月11日火曜日までの課題。 プリント計14ページを読む。小説20ページを読みレポートを作成。10個の単語リストの作成。

 まずは学校の授業について書きます。私はTOFLE530点を取っていたので2つの英語の授業と、2つの学部の授業をとっています。写真は平均的な火曜日の課題の量です。多すぎます。時間割のシステムは日本の大学と違い、一つの授業の講義が週に2回か3回ほどあります。例えば私がとっている人類学の授業は毎週火曜日と木曜日の2時45分から4時20分までという時間に授業があります。他にも社会学、リーディング、ライティングの授業をとっており、時間が被らないように時間割が作られています。授業時間もばらばらで、リーディングのクラスは週に2日、3時間の授業が行われています。6人という少人数のクラスで比較的自由な雰囲気の授業なのでそれほど苦ではありません。課題はとても多く毎日多くのプリントや教科書と格闘しています。上の写真は人類学のプリントとリーディングの授業で使っている小説です。小説はすべて読まなければなりませんが、人類学のプリントは大体の内容を取る程度しかできません。時間があればすべて読むようにしているのですが、すべて読み終えるのはとても時間がかかるので飛ばし読みをしています。英語の授業の方はなんとかついていけるのですが、社会学と人類学の授業は毎回半分くらいしか内容を把握できていません。しかし留学当初よりは少しずつ講義が聞き取れるようになってきました。

 
部屋の共有スペース。ほとんど一人で使っている



授業外の生活ではほとんど問題なく暮らしています。私は2人部屋が2つある部屋に住んでいます。部屋はとてもきれいで広く、しかし2人部屋に1人ずつ住んでおり、ほとんど一人暮らしをしているような感覚です。家に英語で会話できるパートナーがいないのが残念ですが、それ以外は何の支障もありません。食事は学校の食堂でバイキング形式のミールプランを使っています。アメリカの食事は日本ほどおいしくはありませんが、量とバリエーションには満足しています。アメリカでは太ってしまうのではないかと心配していましたが、食事ができる時間が決まっているので規則正しい食生活が送れて、逆に健康になったかもしれません。ラーメン屋でバイトをしていて、週に56回ラーメンを食べ、深夜2時にバイトから帰り夜食を食べていた日本での生活よりは健康な生活を送れています。日本ではお腹が緩かったのですが改善され、ニキビもできにくくなり、体重も少し減ったような気がします。

 
アメフトの試合。このゲームでパシフィック大学のチームが優勝を決めた。



Japan Clubのイベントにて。日本酒会社のイベントに参加、工場見学。
ハロウィン。中段右が私です。風邪をひきました。


勉強が忙しく、学校以外の生活はそう派手なものではありません。毎週木曜日に開かれるJapan Clubへの参加が毎週の楽しみです。言葉が自由に操れないため、どうしてもコミュニケーションを躊躇してしまします。日本に興味を持ってくれている人やハワイ出身の人たちなど数人とは仲良くなりましたがアメリカ人の友達はそれほど多くありませ。これから積極的に話しかけたりしたいと思っています。

留学生活は残り半年ほどになりましたが、英語力向上を中心に様々なことを頑張りたいと思っています。

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