こんにちは、オーストリア、ウィーン工科大学(TU Wien)に留学中の、佐賀大学大学院地域デザイン研究科修士2年の安田です!現在TUで修士論文のための文献収集・調査を行っています。
私が留学に来ることになった経緯や、留学先での経験、トラブル、楽しかったことなどをまるで個人の日記のように書こうと思います。
高校生のころからずっとずっと留学に興味はあったものの、なかなか勇気が出ず、ついに大学院生にまでなった秋ごろのこと、理工学部の三島先生から「次の学期に留学するなら今申請しないと間に合わないよ!!」と発破をかけていただき、今に至ります。それまで私と海外とのつながりとしては、学部生時代に佐賀大学のGlobal Supportersという海外交流促進や留学生サポートを行う学生団体に所属したり、長期休み中の短期留学プログラム(SUSAP)や研修に参加したりする程度で、留学に関しては「留学してみたいけど、、留年したくないし、、機会があれば行きたい気持ちはあるんだよな、、。」という気持ちでした。そんな私に何度も「留学、チャレンジしてみない?」と声をかけ続けてくださった国際課の職員さん、いい意味で私を焦らせてくださった三島先生、行っておいでと背中を押してくださった徳安先生、そして快く送り出してくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
ウィーンの大学には、各大学専用の寮はありません。大学生用の寮がいくつかあり、申し込む必要があります。ただ私は申し込むのを後回しにしていたため、ホームページを見た時点でほとんど空きがない状態でした。そのため、ネットで物件を探して、17区にあるシェアハウスの一部屋を借りて住むことになりました。シェアハウスの利点としては、洗濯機、乾燥機がタダで使えること!寮に住む友人たちは一回の洗濯乾燥に€2強かかるらしく、この点においては棚から牡丹餅でした。
ヨーロッパに大量の現金を持っていくのは不安ですよね。昨年、一昨年とウィーンに滞在したときはもともと持っていたクレジットカード1枚をずっと使っていたのですが、今回留学に来るにあたって2枚目のカードとして使う用にWISEというデビッドカードの発行をしました(今ではメインカードとして使っています、便利!)。WISE以外にも海外で使えるカードとしてRevoluteなどもあると思います。各自調べて自分の生活スタイルに合うものを1枚持っておくのがおすすめです。(ちなみにTUではWISEを使っている日本人留学生が多かったです。)
出発からトラブル続きでした。福岡(FUK)からウィーン(VIE)まで、当初韓国(ICN)とドバイ(DXB)経由でフライトする予定でした。2月19日の昼に福岡を出発、韓国を経由し、その日の夜にドバイに向けて出発する予定でした。が、飛行機のエンジントラブルで飛ばなくなってしまいました。スタッフのアナウンスが聞こえづらい&韓国語はさっぱりというダブルコンボで状況が把握できないという状況で、異国の地で頼れる人は一人もおらず、とても心細かったです。深夜便だったので急遽韓国で一泊し、次の日の夜、その日も搭乗時刻になってもゲートが開きません。前日からの機材不調(エンジントラブルだったことをここで初めて認識)がまだ治っておらず、なんと韓国での二泊目が決定したのです。この頃には不安な気持ちより、ある意味で諦めの境地でした。仮に皆さんがこのようなトラブルに巻き込まれたとしても心配はいりません。フルキャリアの航空会社であれば、航空会社理由の遅延などによる宿泊や航空券の再発行は基本的にその航空会社が負担してくれます。実際、仁川二泊分のホテル代や、振替の航空券代はエミレーツが負担してくれました。結局、私が乗るはずの機体の不調は解決せず、エミレーツがポーランド航空のチケットを振り替えてくれました。ただ、乗り継ぎ時間が1時間しかなかったため、無事乗り継ぎできるか不安でした。結果、飛行機は15分遅れで空港に到着し、EU圏内の住民でない私は入国審査に大幅に時間を取られ、乗り継ぎは失敗。予期せぬポーランドでの一泊です。これもホテル代と翌朝の朝食代、ホテルと空港の往復分のタクシー代のバウチャーをポーランド航空が出してくれました。そして翌日、苦節4日かけてウィーンに到着したという次第です。
到着後、オーストリアで不法移民にならないために様々な手続きをしなければなりません。必要な手続きは大きく分けて3つです。まず住民登録(Meldezettel)、そして保険(私はÖGK(国民保険)に加入しました。別の保険に入る人もいるようです。)、最後に在留許可申請です。無犯罪証明書の有効期限が迫っていたので、到着後最初の1週間ほどは役所関係で文字通りドタバタしていました。
住民登録:ウィーン市内の各区役所で行います。記入済み申請用紙とパスポートを持って区役所で手続きを行ってください。入居してから3日以内に手続きをしなければ€800近くの罰金が科せられるそうなので、入居が済んだら一番に手続きを行ってください。
保険:TUで学生登録の手続きを行うと、TISS(佐賀大学で言うところのライブキャンパス)にアクセスできるようになります。ここからTUの生徒であるという証明書などが印刷できます。ここで取得した書類と記入済み申請用紙、パスポート、佐賀大学での在籍証明書(卒業証明書)をもって保険センターで申し込みを行ってください。
在留許可:移民局(MA35)で手続きを行います。必要書類は申請用紙、パスポート(全ページコピー)、保険加入書類、賃貸契約書、家賃証明書、住民登録、残高証明書、スポンサー証明、無犯罪証明書、TUの入学許可証です。何か困ったことがあったらJASECの職員さんに尋ねてみてください。
有名な話ですが、ヨーロッパ圏では日曜日にはスーパーは開いていません。役所での手続きのことも鑑みて、出来れば月曜日に到着できるといいのではないでしょうか。
飛行機トラブルと手続きの話で字数が埋まってしまいました。ウィーンでの生活の話はもう一人の留学生が書いてくれると思います!
留学に行きたいけど迷っている、あと一歩が踏み出せない、と思っているそこのあなた。ぜひ一度佐賀大学の国際課へ行って、職員さんに相談をしてみてください。もしくはご自身の担当教員に相談してみてください。きっと背中を押してくださるはずです。現実的な話をすれば、今ウィーンに来て生活するのは円安と物価高でなかなか大変で、節約しながらなんとか暮らしています。ただ、留学でしか得られない経験は確かにあります。私のこの日記があなたの一歩を踏み出す一助になれば幸いです。
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