「ウクレレが聞こえる」 from Pacific University



こんにちは!文化教育学部4年の梅崎恵理奈です。現在、アメリカのオレゴン州にあるPacific Universityに留学しています。そうです、『オレゴンから愛を込めて』のオレゴンです!実際、通りですれ違うときには知らない人であっても笑顔で挨拶をかわすという、ちょっとした愛に溢れた素敵な場所です。大学がどんなところにあるか、授業はどんな感じなのか等は先日、川良くんが詳しく書いてくれていたので、それ以外のことで私が感じたことを紹介していきたいと思います。

1.生活について
大学には寮が5つあって、私はそのうちの1つに3人のルームメイトとともに住んでいます。ルームメイトはハワイ出身でいつも楽しそうに鼻歌を口ずさみ、陽気に話しかけてくれます。「アメリカ本土なのになんでハワイ!?」と思っている方も多いでしょう。実はPacific Universityの学生の4割はハワイ出身なのです。そのため4月にはLu’auというハワイアンイベントが行われ、学生達がハワイアン料理を振る舞ったり、Hula(フラダンス)を披露したりします。(私もハワイアンの仲間入りがしたくて現在、Hula練習中です!)ハワイとアメリカ本土では文化が違うので、ここにくると両方の文化を知ることができて面白いです。ちなみに題にもあるとおり、私の部屋では毎日のようにウクレレが聞こえます。笑 先日、大雪のため学校閉鎖になったときでも、外に出て陽気にウクレレを奏でていました。-10度という寒いなか、ハワイのリゾート気分を味わえました。

2.授業について
 私がこの大学を選んだ理由のひとつにESOL(English for Speakers of Other Language)の授業があるからというのがあります。将来、英語教師になりたいと思っているので、移民が多いアメリカで英語をどうやって教えているか学んでみたいというのがありました。この授業は院生や現職の先生も取っていて、その人達のアイディアを聞くだけでも勉強になります。授業では実際に模擬授業をしたり、自分で授業をデザインしたりします。私も15分ほどの模擬授業をしましたが、ネイティブ相手の模擬授業はとても緊張しました。その他の授業についてですが、とにかくreadingが大変です。最初のころは読んでも、読んでも終わらず、夜中の1時まで図書館に居たこともありました。また授業内容によっては全く背景知識のないものを取ってしまったためついていけませんでした。例えば社会学の授業では、マルクス主義や構造主義など日本語でも難しい内容です! そんな時、頼りになったのがクラスメイトです。授業前にちょっとした要点を教えてくれたり、レポート提出やテスト前には一緒に勉強してくれたりとクラスメイトには本当に助けられました。クラスメイトの助けなしには授業についていくことができないと思います。また、英語がそれほど上手くなくてもたくさんコミュニケーションをとることができる授業をとりたかったので、先学期はバレーボールの授業を取りました。その結果、そこで友達になった人にintramural(日本でいうサークル同士の大会)の試合に誘われ、友達の輪が広がりました。まさに「芸は身を助ける」ですね。今学期は、先ほども紹介したHulaやスキーの授業を取っています。(オレゴンにはMt. Hoodという富士山に似た山があり、そこに毎週行ってスキーをしています!スキー大好き人間なので幸せです!)このように、この大学でしか取れないような授業を取ってみるのも面白いと思います。(また授業ではないですがスポーツ関連でちょっとした情報を。大学の近くに、お手頃な価格でシーカヤックやロッククライミングなどオレゴンの大自然を満喫できるサービスもあるのでアウトドアが好きな方はぜひ!私もサーフィンをしました!)

3.最後に
 留学していてよく思うのは、「今までの当たり前が、当たり前でなくなる」ということです。日本で生活していると、当たり前すぎて考えもしなかったことが、異文化のなかで生活していると浮き彫りになります。(例えば、こっちの友達はソファーの上に平気で靴であがったり、授業中いきなりポテトチップをサクサク言わせながら食べ始めたりします。先生も先生で、机の上に足をのせて話したり、何の前触れもなくリンゴを食べ始めたり・・・。自由ですね。笑 また、宗教的な考え、人生観なども私たち日本人とは違った考えを持っていて面白いです。)また、いろんな国から人が集まっているので、ちょっと雑談するだけでも、楽しいです!自分の考えを深めるきっかけになりました。留学する前にゼミの先生が『英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶんだよ。』とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。よく言われるように英語はあくまでもコミュニケーションの「道具」です。英語が話せるようになりたいと思って留学するのも、もちろん良いと思いますが、英語を使って何がしたいのかを考えて留学するとより多くのものを得られるのではないかと思います。それでは、この記事を読んで少しでも留学に興味を持って頂けることを心から願い、筆を擱くこととします!



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