안녕하세요


  こんにちは。経済学部経済システム課程4年生朴美来です。20143月から韓国ソウルの国民大学校に留学しており、今年12月ごろまでこちらに滞在する予定です。今回は私の留学までの流れや実際の留学生活などについてお話ししたいと思います。

 

(ソウルの観光地、景福宮)



留学までの流れ
私が留学を決めたのは、ずばり、校内に張られた留学生募集のポスターでした。それまでにも、漠然と留学に対する憧れはありましたが、何をどうすればいいのか分からない状態で、あまり真剣に考えていませんでした。しかし、3年次も終わろうとしているときに、留学生募集のポスターを見て、「このまま4年生になって卒業していいのだろうか。」という疑問が過ぎり、応募することにしました。韓国を留学先として希望した理由には、幼いころから韓国語を頻繁に耳にする環境にいたためそのバックグラウンドを生かし韓国語のスキルを上げたいということ、また、韓国の文化、特にファッション文化に興味がありその勉強がしてみたいということがありました。
留学が正式に決定してからは、ドタバタでした。ビザの申請や航空券の予約、入寮日までのホテルの手配、佐賀大学や留学先大学への書類提出、留学保険の申請、履修登録、荷造り…これらのことを2か月足らずで終わらせ、韓国へ旅立ちました。

留学生活
私にとって家族と離れるというのも一つの試練でした。今まで、佐賀大学にも実家から通っていたため、家族と本格的に離れるのはこれが初めてのことでした。最初の一週間は家族と離ればなれという寂しさと、外国での不安や言語の壁によるもどかしさなどが合わさり、ずっとめそめそしていた記憶があります。しかし、入国して一週間を過ぎた辺りから学校も始まり、悲しんでばかりではいられなくなりました。
現在、私は校内の寮に一部屋四人で住んでいます。ルームメイトは佐賀大学からの留学生、蘭理沙さんの他、韓国の人、カザフスタンの人です。最初は、四人一部屋は窮屈だろうなと考えていましたが、暮らしてみると案外平気で、楽しくやっています。ただ、一つ不便なことは、寮にキッチンがなく自炊が禁止なので食生活が乱れがちなことです。幸い、校内には学生食堂がたくさんあり3000ウォン(300)ほどで定食が食べられるのでこれを重宝しており、また、韓国では野菜や果物が日本より安く買えるのでそれらで栄養補充をしています。
 

(学食のキムチチゲ)



(学食のビビンバ)



留学生活が始まって4か月が過ぎました。「留学生活はあっという間」というのは何回も聞いた言葉ですが、本当に、あっという間でもう一学期が終わりました。この期間に新しい友達もたくさんできました。韓国の人だけでなく、同じ留学生として韓国に来ているいろいろな国の方々と知り合うことができました。その中で、私がひしひし感じているのが語学能力です。韓国にいるから韓国語はもちろんのこと、交友関係を広げたいなら英語の能力も留学中は必要とします。英語圏の国への留学でなくても、留学中、必ず一回は英語を意識することがあると思います。そのため、これから留学を考えているみなさんには、ぜひ、留学先に関係なく英語能力を鍛えてほしいと思います。
また、外国の友達と会話をするとき、しょっちゅう題材に挙がるのが『お国柄』についてです。「私の国では~だけど日本ではどう?」「日本って~って聞いたけど実際は?」このような導入で会話が弾むことも少なくありません。私は、すぐに答えられないことはその場でインターネット検索をしたりしていますが、あらかじめ知っておくに損はありません。政治や経済、歴史、漫画やアニメといったポップカルチャー、いろいろな分野における日本の知識を少しずつでもかじっておくことが重要です。


 

(友人と北岳山に登山 その①)



(友人と北岳山に登山 その②)


(国際交流サークルでの集い)



学習
 私は、前期は留学生対象の授業を主に履修しました。韓国語を習う授業と日本社会について考察する授業をとりました。日本の大学では各科目の授業が週に一回あるのに対し韓国の大学では週に二回あります。どの授業でも学生が積極的に発言し、学生自ら授業に参加することが韓国の大学の授業の特徴だと思います。また、日本社会について考察する授業では、自分の日本に対する無知さを思い知らされました。この授業は課題も多く、学部内でも厳しいと有名な教授の授業で、履修したことを何回も後悔しましたが、今思うと、自分の無知さといかに大学生として勉強してこなかったかを実感する良い経験となりました。
 現在は、夏休み期間で大学の授業はありませんが、私は大学に付設している語学堂という塾に毎日通っています。これは交換留学生としてではないため授業料を払って受けているかたちです。授業料は決して安くはないですが、やはり、なんだかんだいっても留学では語学能力がマストだと前期で実感したため、毎日欠かさず通っています。

 

(学校のグラウンド)



(先生とクラスメイトと)



最後に
 先ほども言いましたが、留学期間は本当にあっという間に過ぎていきます。正直、私はこの4か月間、期待していたほどの成果を感じられていないのが現状です。それでも、自分の成長を感じることも多々あります。それは語学や学習の面だけでなく、自分の精神的な面でもいえることです。留学に来る前は内向的(今でも内向的ですが)で人見知りが激しかったのですが、今は『旅の恥はかき捨て』をモットーに、つたない語学能力で積極的にコミュニケーションをとろうとしています。また、前期が終わってやっと勝手が分かるようになったため、後期には前期に挑戦できなかった授業もとろうと思っています。
 確かに留学生活は楽しいことばかりではないです。思ったよりも華やかじゃなかったり、地味な努力が実は留学の実態だったりします。文化の違いで悩んだりせっかくできた友達とひょっとするともう二度と会えなかったり、悲しいこともたくさんあります。だからこそ、なおさら私は、留学は素晴らしい経験になり得ると思います。そして、だからこそ、気付かされて学ぶこともたくさんあると思います。
 私の留学生活はあと半年ほどあります。これを「半年しかない」と考えるか「半年もある」と考えるかで大きく変わってくると思います。ときには、時間を惜しみながら、ときには余裕をもちながら、残りの留学生活をより充実したものにしていこうと思っています。


 

(学校の屋上から一望できるソウルの景色)

 

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