台湾 国立中興大学



こんにちは。工学系研究科先端融合工学専攻1年の一柳弥志です。

 現在私は台湾の国立中興大学に来ています。国立中興大学は台中にあり、台北から新幹線とバスを使って2時間程で行ける距離です。台湾と言えば台北というイメージがありますが、台中も観光地として有名です。





今回は私の留学するに当たっての経緯や中興大学での生活について紹介しようと思います。

 私の留学の主な目的は研究です。中興大学の研究室に所属し、専攻している有機化学の実験をしています。語学の勉強や、海外の大学での授業を目的としない交換留学は少し特殊かな?と思いますが、そのような留学もあるのだなあと感じて頂けたら嬉しいです。

 私はもともと海外で勉強することに興味は持っていましたが、留学することが決まる以前は、本当に自分が海外で研究をすることになるとは全く思っていませんでした。留学の話を頂き、息つく暇もなく準備をして気づいたら台湾に来ていました。

中興大学のメインゲート
 

食生活について
台湾は外食文化ですので食事は基本的に屋台やお店で済ませます。とくに驚いたのは朝食もお店に行くことです。味は日本の味付けに似ており、値段もかなり安いので満足できます。


学生に人気の鍋。ご飯、アイス、飲み物が食べ放題でNT$100(350円~400)
  日本食が恋しくなったら、日本のチェーン店も展開されているので安心です。

 



ナイトマーケットも毎日たくさんの人で賑わっています。



 
タピオカミルクティー
 毎日外食というのは少し不安でしたが、ご飯がおいしいということも台湾に滞在することの1つの楽しみになると思いますよ。


寮での生活について
 私は大学の学生寮で生活しています。4人部屋で、トイレ、お風呂共同、部屋にはベッドと机しかありません。決して快適な環境とは言えませんが、ルームメイトとおしゃべりしたり、部屋でお酒を飲んだりして楽しく過ごせています。9月になると新入生が入寮するので、歓迎会やイベントなども開かれるみたいです。





研究室での生活について
 先にも述べたように、私は授業などを履修しておらず、研究室に所属して有機化学の実験をしています。実験はみんなが独自にバラバラの時間に行いますので、全員がスケジュールを合わせることは難しいのですが、昼食や休憩の時などは気を使って着いてきてくれたり、色々なところに連れて行ってくれたりします。台湾の学生はとても友好的で、日本語でこんにちは~とか、ありがとう~とか、日本人と分かるとたくさん話しかけてきます。また、台湾の学生はかなり勉強熱心です。夜中まで実験をするのは当たり前で、図書館やフリースペースは勉強する学生で常に賑わっています。そういう風景を見ると自分も頑張らなきゃ!と思わされると同時に、やっぱり海外だなーと感じます。


実験室の様子
 留学を考えている皆さんへ

 留学を考えている方、まだ迷っている方、興味はあるけど一歩が踏み出せない方。お金のことや単位や人間関係など不安要素はたくさんたくさんあると思います。確かに、留学をするということはかなり大きな決断をしなければなりません。
しかし、たくさんの障壁、困難を乗り越えた先には新しい自分が待っていると思います。
楽しいことや、感動することばかりではないことは確かですが、この「留学」という経験は必ず自分の力になります。
 この記事が、その一歩を踏み出す力に少しでもなれたら幸いです。



工学系研究科先端融合工学専攻
一柳 弥志


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