New life in Melbourne, AUS!


 こんにちは!わたしは経済学部経営・法律課程4年の田中愛美と申します。わたしは、20153月からオーストラリアのメルボルンにあるLatrobe Universityで交換留学をしています。オーストラリアと聞くと、年中ビーチでゴロゴロしてそうなイメージですが、メルボルンにはしっかり冬があります。オーストラリアは日本と季節が真逆なので、こちらは今冬で、毎日コートとマフラーが欠かせません。佐賀大学からラトローブ大学に交換留学へ行ったのはわたしが3人目ということで、このブログを通じて少しでもこのラトローブ大学、そしてメルボルンという街の魅力をお伝えし、興味を持っていただけたら幸いです!
 
先週末友達とスキーに行ってきました!
オーストラリアでもメルボルンの山の方は雪があります!



*留学を決意するまで
 わたしは大学生になるまで、一度も日本を出たことがありませんでした。もともと英語に興味はあったものの、大学に入学した当初から親の強い薦めもあり、「将来は絶対公務員になる!」と決めていたため、まさかこのわたしが長期留学に行くなんて思ってもみませんでした。そんなわたしが海外へ目を向けるようになったのは、大学2年生の時に参加したアメリカへの1ヶ月間の短期留学がきっかけでした。まずそこで、いかに自分の英会話力が低いか、それまで義務教育で6年以上学んできたはずの英語が全く通用せず、自分の思ったことが言えないもどかしさを痛感しました。それと同時に、海外の方々とコミュニケーションをとること、文化の違いを知ることのおもしろさも発見し、もっともっと海外の人と関わりたい!もっと勉強したい!と思うようになりました。その悔しさが原動力となり、帰国後はタイへの経済学部の交際交流実習や学内で開催される留学生との交流イベントなど、海外の方と交流できるイベントに積極的に参加するようになりました。
そうしていくうちに、それまで頑なに決めていた「公務員」への意志が揺らぎはじめ、「この気持ちのまま公務員になったら絶対後悔する。行くなら今しかない。」と思い、英語圏への長期留学に行くことを決意しました。ただ、やはり長期留学となると自分で行きたいと思っても簡単に行けるものではなく、わたしも費用の面や卒業が遅れることが不安でなかなか踏み出せませんでした。また、わたしの両親は留学に大反対で、「なんで公務員志望なのに留学する意味があるのか」など、散々言われました。しかし、わたしは絶対にあきらめたくなかったので、公務員試験の勉強をしながら英語の勉強も進めていました。そして、3年生の夏に参加した佐賀県庁国際課でのインターンシップを通じて感じた「もっと自分が生まれ育った佐賀、福岡を国際化したい!観光で九州を盛り上げたい!」という気持ちや、「公務員志望でも十分に留学経験が活かせる」ということを何度も両親に説得し、それまで受講していた公務員講座を中断して、ようやく許しを得ることができました。

*大学について*
先ほどわたしは3月から交換留学をしていると申し上げましたが、正確に言うと3月から5月が大学付属の語学学校で、7月からが交換留学です。わたしはもともと別の留学先を志望していて、TOEFLで留学条件をクリアするつもりだったので、オーストラリアに留学に行くにはIELTSのスコアが必要だということを試験の1ヶ月前に知りました。交換留学生としてラトローブ大学に直接入学するにはIELTSのスコアが6.0以上必要なのですが、わたしは5.5しか取れなかったため語学学校で10週間勉強して、そこで最終試験に合格すれば大学に入れるという形になりました。この語学学校は私費で行くことになるのですが、クラスは15人中、日本人はわたし一人だけというとてもいい環境です。海外の大学に入学後必要不可欠となるAcademic writing(特にessay)の書き方をしっかり勉強することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。ただ、費用がなかなか高額なので、できるだけ早くIELTSの対策を始めて6.0を取ってからいくほうがオススメです。

そして、無事語学学校を卒業し、7月末から大学の講義が始まりました。ラトローブ大学には毎年大勢の交換留学生、正規留学生がきており、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど様々な人種の方々がいます。日本人留学生は10人以しかいませんが、本当にいろんな国籍の学生がいるので、大学内を歩いていても自分が外国人だということを忘れるくらいです。わたしはオーストラリアで観光学を勉強したいと思ってこちらにきたので、観光に関する科目を3つと中国語の科目を1つ受講しています。なぜオーストラリアにきて中国語?と思う方も多いと思いますが、こちらにはびっくりするほど中国語を話す人々がたくさんいて、わたしの周りにも中国語を話せる友達がたくさんいるので、これはネイティブと練習できる絶好のチャンスだと思い受講しました。講義は各科目、2時間のlectureと1時間のtutorialが週に1回ずつあります。わたしは日本では主に法律を勉強していたため、全く知識のない観光学の授業は正直ついていくのがとても大変です。講義前後の予習・復習は不可欠です。また各科目課題がしっかりあり、2500wordsessayなど、毎週何度も心が折れそうになりながら頑張っています…Tutorial15人程度の少人数の授業で、教授が質問を投げかけ、それに対し学生たちが意見を述べ理解を深めていくような形式です。これまたローカルの学生たちが積極的に発言していく中で、わたしはまだ理解するのが精一杯です。少しでも彼らのように堂々と自分の意見を述べられるようになるのが、今季の大きな目標です!


大学はとても敷地が広く、芝生でゆっくりできるスペースがたくさんあります



授業や課題で落ち込むことは多々ありますが、そんな中わたしの大きな励ましとなっているのが、なんといっても友達との交流です。わたしはラトローブ大学でHakama Nakama Clubという日本語や日本の文化に興味がある学生たちが集まるクラブに所属していて、授業の空き時間や休日などよく彼らと遊んでいます。みんな日本に興味があり、とてもフレンドリーでいい人ばかりです。彼らのおかげで、わたしの留学生活がとても充実したものになっているといっても過言ではないです。このクラブを立ち上げてくださった末永あきらさん(1年前に佐賀大学からラトローブ大学に交換留学へ行かれた方)に本当に感謝しています。次にラトローブ大学へ交換留学に行く方にも、ぜひこのクラブを訪れてすてきな仲間を作ってほしいです!



メルボルンで有名なグレートオーシャンロード!はかまなかまクラブの友達と行きました
よくみんなでシティに遊びにいきます



*メルボルン生活*
みなさんもおそらくご存知のとおり、オーストラリアはとてもマルチカルチャーな国です。バスに乗れば、5カ国以上の国籍が見受けられるのはごく普通です。食事も、和食、中華、韓国、タイ、インド、ギリシャ、マレーシア、イタリアンなどいろんな国のレストランがそこら中にあり、日本食が恋しくなることはあまりないです。これは海外で食事が合うか不安な方には大変おすすめなポイントです! 大学内でもお寿司や中華料理を手頃な価格で買うことができます。ただ、オーストラリアは基本的に物価が高いので、なるべくアジアンマーケットで材料を買って自炊するようにしています。
また、わたしがすきなメルボルンの魅了の一つが、カフェ文化です。こちらにはローカルのカフェがたくさんあり、とてもおいしいです。大学内にもたくさんカフェがあるので、毎日授業後や休み時間にコーヒーを片手に芝生で寝転んで友達と話すのが、オージーらしくてわたしはだいすきです。




 住居についてですが、わたしは最初大学の寮に住んでいました。一つのフロアに12人住んでいて、アジア人はわたしだけであとは英語がペラペラの欧米の留学生やローカルの学生でした。こちらに来た当初は彼らの英語が全く聞き取れず苦労しましたが、毎日めげずに話しかけた結果なんとか会話を楽しめるようになりました。寮は毎週イベントがあり、友達を作るにはいい環境だと思います。ただ、寮費がなかなか高いので、わたしはインターネットでシェアハウスを探して今は中国人と韓国人と一緒にシェアハウスに住んでいます。これも中国語と英語(時々韓国語)を勉強するとてもいい環境です。

寮でパーティがあったときの写真です!寮でアジア人はレアキャラでした

 まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、字数の関係で書ききれないので、少しでもラトローブ大学に興味を持ってくださった方はぜひわたしに何でも聞いてください!英語圏で欧米文化を体験したい人、日本人が少ない環境で英語を磨きたい人、世界中の国々の人と国際交流したい人にはとってもおすすめです!どこに行っても日本人といることはなかなかないので、必然的に英語力は伸びていきます。ただ、わたしがこちらにきて感じているのは、英語はただコミュニケーションツールの一つだということ、英語を通じてたくさんの出会いがあり、学びがあります。そして、親元を離れ海外で長期間生活することは、自分を見つめ直し成長できるすばらしい機会です。今長期留学するか迷っている人、人生は一度きりです。行かないで後悔するより、行って後悔しましょう!(後悔することはおそらくないです!)わたしも来る前は不安でいっぱいでしたが、今が人生で最高の1年であることは間違いないです。残りの4ヶ月も、応援してくれている両親や周りの友達、先輩、先生など多くの方々に感謝して、何事も全力で、日々もがきながら楽しんで頑張ります!

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