American life



 Hi, こんにちは。現在アメリカ、オレゴン州のパシフィック大学に留学しています、文化教育学部国際文化課程3年古川友里絵です。

 今回は大きく分けて、留学前の準備(留学に至るまで)、アメリカでの生活、学習状況について書かせていただこうと思います。

留学前の準備(留学に至るまで…)
 私にとって、留学を考えるうえでの大きなハードルは学習面でした。アメリカの大学に留学するためにはTOEFLitpで一定の点数をクリアしなければいけません。私は入学当初から留学に行くことを目標としていたため、実力試しで1年生の5月に初めてこのテストを受験しました。当時の点数は留学に必要な点数には程遠く、大変ショックを受けたことを覚えています。それからは留学に行った先輩方や先生方からのアドバイスをいただき、とにかくTOEFLの点数を取るための勉強を開始しました。TOEFLListening、文法、Reading3つのセクションに分かれています。中でも文法セクションは勉強をすればするほど点数に結び付きます。しかしListeningReadingのセクションはなかなかすぐに点数に結び付きませんでした。長い期間、寝ながらListeningを聞いたり、自分の興味のある(アメリカの歌手や俳優のニュースの)英語の記事を読んだりしました。私の場合、新しい参考書を次々とするよりも同じ参考書を何度も何度も繰り返し解いて完璧に仕上がったら次の参考書に手を出すということを心がけました。TOEFLのテストは生協でおおよそ月1回のペースで行われています、もし留学に少しでも興味がある人はぜひ早めに受験することをお勧めします。

アメリカでの生活
 早いもので私がここにきてもう3か月が経とうとしています。本当に新しいことの連続で月日が経つのが早いです。今でもまだ新鮮なことだらけで毎日が充実しています。
 私が住んでいるアメリカのオレゴン州は雨が多いことで有名です。23月は週に5日雨が降るのは当たり前です。そのため学生たちは雨に慣れているのか、もしくは面倒くさいのか、大雨の中でもフードのみで外を出歩いています(傘をさしている学生は少数です)。4月に入り、雨の毎日が嘘だったかのように晴れ間が続いています。時には30度を超える日もあります。

晴れた日は本当に気持ちいいです♪


 私は学校の敷地内にある寮で暮らしています。学校内には6種類の寮があり、学生のほとんどが寮で暮らしています。私が住んでいる寮は4人部屋で個人部屋がそれぞれあり、共同のキッチンとリビングがあります。私のルームメイトはハワイアンなので時間が合うときは日本の料理を一緒に作ったり、一緒に買い物をしたりします。私のつたない英語も頑張って聞き取ってくれるので本当に良いルームメイトに巡り合えたと思います。ルームメイトのおかげで日頃から英語を使う環境が整っているためとても勉強になります。また、授業などでは教えてくれない言葉の使いまわしなどもあったりするので日常会話にも役立てます。
 主に土日は週末の課題をしたりアメリカでできた友達と遊んだりしています。私の学校から一番近い都市であるPortlandまでは約1時間半かかりますが、往復5ドルで行けるので、よく友達とショッピングをしに行きます。アメリカの人はとてもフレンドリーなので、バスや電車で初めて会った人でも気軽に話しかけられます。最初は初対面の人と会話することに抵抗がありましたが、こちらの生活にも慣れてきて最近では世間話もできるようになってきました。

学校から車で約1時間のところにあるCannon beach 
 
ポートランドのナイトマーケットにて。かわいい雑貨がたくさんです。
 

 学校内でのイベントも盛んで、私はそれらに積極的に参加するようにしています。レーザータグという遊びをしたり、パンケーキを作ったりと活動自体ももちろん楽しいのですが、これらのイベントを通してたくさんの友達を増やすこともできました。
 最初の1か月は正直、友達作りやコミュニケーションの取り方に苦戦していましたが、ここにきてわかったことがあります。それは自分が留学生という立場になって初めて分かったことです。最初の頃の私は、見ず知らずの土地、母国語ではない世界、周りの人はもちろん流暢に英語を話しますし、いろんなことに圧倒されてまさに日本人の悪いところが出ていたと思います。何度も向こうから話しかけてくれないかな、なんて思ったことがあります。しかしこっちの学生からしたら国際言語となっている英語を学びに来る留学生は山ほどいるため、留学生は珍しくないのです。そのため私に話しかけてくる学生は多くはありませんでした。どうすればいいのか考えた時に「会話やコミュニケーションをとるときに母国語が英語じゃない私にとって完璧な文法や構文は必要ない。できなくて当たり前。だからできるだけ積極的にぐちゃぐちゃの文法でも話したいという気持ちが大切なのだ」と気づけるようになりました。それからは学校内の道ですれ違った知らない学生にもHi!と言うように心がけました。日本でこんなことすると「え?」と思われるかもしれませんが、こちらの学生のほとんどは笑顔でHi!と返してくれます。時にはHow are you?と聞かれ会話が生まれることもあります。ここにきて約3か月、自分の英語力はまだまだで課題はたくさんですが、気持ちの面では幾分か変化することができました。

学習状況
 私は現在英語のクラスを2つと学部のクラスを1つ取っています。こちらの時間割は日本とは異なっており1つのクラスが週に23回行われ、授業の時間も1時間~3時間まで授業によって異なります。一般の学生に混ざっての授業はとても難しく理解するのにも一苦労です。また私が取っている授業は週に一回グループディスカッションをしなければなりません。ディスカッションなので他のクラスメイトの言っていることを理解して自分の意見を自分の言葉で表現しなければなりません。最初は会話のスピードが速すぎて何を言っているのかすらわかりませんでしたが、3か月経ってようやく聞き取ることができるようになってきました。しかし未だに授業で自分の意見を伝えるのは難しいです。アメリカで一般の学生と授業を受けていると、生徒一人一人が自分の意見をしっかりと持っていて、講義中でもそれらを発言します。アメリカで授業について行くのは他の学生の何倍も努力しなければならないなと感じました。
 パシフィック大学はハワイアンが多いため日本語の授業を取っている学生がたくさんいます。授業外では日本語を取っているアメリカの学生とconversation partnerを組んでお互いのわからないところを教えあいます。私はConversation partnerを通じてたくさんアメリカの友達ができましたし、授業で分からなかった部分の手伝いや、エッセイのチェックなどもしてくれます。英語で日本語を教えるのは難しいですが、その分理解してくれた時はとても嬉しいです。

 最後になりましたが、留学で一番大切なことはちょっとしたことでもいいので毎日ひとつ目標を定めて生活することです。せっかくアメリカに来ているのになんとなく生活するのはもったいない!そう思って私は毎日嬉しかったことや悔しかったことなど自分が感じた事を書き留めて、日々の目標を定めるようにしました。目標を設定すると1日の充実感も変わってくると思います。まだまだありますが、11日を大切にして残りの生活も充実したものにしていこうと思います。

 長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

年に1度学校で行われるLuau ハワイのお祭りです!


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