Experience is the best teacher! (経験は最高の教師である!)




 おはようございます、こんにちは、こんばんは、 20163月からオーストラリアのシドニー工科大学へ交換留学生として学生生活を満喫している文化教育学部4年(5年?)の内田潤一郎と申します。

 今回は主に、「自己紹介」「シドニー工科大学(以下UTS)での学生生活」そして「留学によって何を得ることができるのかについての自分なりの考察」の3本立てで話していこうと思います。
 



 まず簡単に自己紹介します。
 カメラとテニスとピアノが趣味の生まれも育ちも佐賀人です小学校の英語専科の教師になるために学校教育課程教科教育専修に入学しました。
 私は、本来社会人1年目として社会に貢献しなければならない年齢です。しかし、自分自身まだ社会人として働いていく覚悟や経験が足りないと思いずっと行きたかった長期留学を決意しました。
 ただ1年間留学するためにはそれなりのお金がかかってきます。そのため、4年後期を休学し一生懸命働いて留学資金の一部を貯めました。あとは奨学金と現地でのアルバイト(Aus.では学生ビザでも働くことができます!)によってなんとか楽しく生活しています。なぜいきなりこのような話をしたかと言いますと、「海外で生活や勉強をしてみたいけど金銭的な問題で諦めている」という方に、留学は行きたいという気持ちとしっかりとした目的があれば誰でも行けるということを伝えたかったからです。佐賀大学の長期交換留学制度を利用しようとする学生は極めて少ないと感じました。ですので、競争率も私大などに比べると高くないし、費用もどんな留学よりも抑えられるので佐大の交換留学制度はおすすめです。

 それではシドニーでの生活及びUTSでの学校生活について語ります。
 佐賀に住んでいる我々にとってはめちゃくちゃ都会で人も多くてビビります。佐賀名物のチャリに乗っている人はほとんどいないです。交通手段は徒歩です。どこかに行く時は2階建ての電車に乗りますが、UTSはシティのど真ん中にあるため、ほとんど乗りません。基本徒歩です。きついです。
物価(特に食費)は高すぎて涙です。マックですらちゃんと食べようと思うと朝マックで$10~だし、スタバはまずいし、まともなレストラン行ったら$3040~ですから・・・ただ、シドニーの最低賃金は$20で、日曜祝日は1.5倍になるので、ちゃんとしたローカルの仕事をゲットして働くことができたら、痛くないと思います!華の学生時代を都会で生活してみたかったな〜という人(私ももちろんその一人です)にはほんとオススメの都市です。シティはthe都会で、シティから15分でとっても綺麗なビーチがあり、たくさんの公園自然もいっぱいです。可愛いコアラやカンガルーもいっぱいです。たっくさんのカフェもあります。
 


 また、本当に色々な人種の人が住んでいます。シティから少し離れるとたくさんの町があり、コリアンタウンやベトナム、タイイタリーチャイナなど本当に色々な町があります。それゆえ、色々な発音の英語に触れることができます。それぞれの国の英語発音の特徴がだんだんわかってきて面白いですよ。また、オーストラリア英語はスラングがめちゃくちゃあり、理解に苦しみます。ただそれも面白いです。様々なバックグラウンドを持った人々がシドニーで生活しています。日本ではなかなか経験できない異文化体験ができる都市だと思います。

 私は今、大学の寮から徒歩1分の場所にある日本人経営のレストランでウェイターとしてアルバイトしています。バイトの人はアメリカ人やカナダ人、オージーインドネシア人、韓国人、フィィピン人と国際色豊かなのでとても良い環境です!UTSに来たら紹介しますよ。また、ウェイターなので、常にローカルのお客さんとお話ししたり、電話対応をしたり、一緒に働いている人たちと会話をしたりするので、とても英語の勉強になっています。
 しかしながら、正直UTSで今受けている授業は佐大でのホートン先生の授業とほとんど変わりません。授業内容は、オーストラリアのメディアや文化を通してアカデミックな英語を学ぶといったものでとてもためになりますがこの授業は留学生のための授業であり、クラスの9割は私と同じように日本から来た交換留学生です。ですので、授業を通して外国の学生と交流する機会はほとんどない状況です。多くの日本人は、次の学期でそれぞれの学部の授業を取るためにIELTSの勉強を今一生懸命しています。それぞれ必要なスコアを取ることができると8月からは現地の人々と学部で一緒に勉強ができます。
 ただ、寮のイベントやUTSのクラブ活動はたくさんあるので、英語を話す環境は自分次第でたくさん作ることができます。私はテニスクラブに入り、ローカルの人たちと一緒にプレーしたり、食事したりしています。また、JASSというUTSの日本文化が好きな学生が集まるクラブにも入っています。このクラブに参加しているローカルの学生は、日本が好きだからとても友達が作りやすいです。(寮のことやイベントの内容などもたくさん書きたいけど字数制限あるので、何か聞きたいことなどあったらお気軽に連絡してください)
 


 話を戻しますと私も次のセメスターでEducationの授業を取るために、IELTSの勉強をしています。ただ、なぜか教育学部だけ他の学部と違い、スコアが最低7.0必要であり、このスコアは結構しんどいです。もしスコアが到達しなかった時は、学部の授業を聴講という形で講義だけ参加したり(こっちの授業は講義とディスカッションの授業とに時間が分かれています)、現地の小学校訪問をさせてもらったり、と何か少しでも将来につながることをするつもりです。

 シドニーに来て早2ヶ月が経ちました。まだまだこれからですが、現時点で英語力が伸びたな〜とはほとんど感じていません。ただシドニーに来て、今の自分に何が足りないのか目標のためにはどのような英語力が必要なのかが明確になりました。言語に終わりはないのでくじけることなく楽しく学んでいこうと思っています。シドニーの魅力は住んでみるとわかる感じです。説明するのは難しいけどとてもいい街だと思います!車も日本とルール同じだからわかりやすいですしね!(けどやっぱり日本が何でも最高です。最高の国だとこっちに来て再認識しました。ただ海外で生活してみるという経験は今後の人生にとっても良い影響を与えてくれるのではないかなと思います)
 
 最後に、私が考える留学の意味を少し話して終わります。
 留学中は、1年間自由に時間を使うことができます。自分のしたい勉強を納得がいくまですることだって休みの間色々な景色を見に行くことだって、アドレナリン全開のアクティビティだってできます。留学期間中の日々は、毎日が新しい発見で人生経験です。目的に向かって一人海外で試行錯誤しながら生活し色々な人と関わることは今後の自分の人生の大きな財産になると思います。全く価値観が違う外国の方と価値観の違いで言い合ったり、自分の英語が全く通じず、恥ずかしい、悔しい思いをして、なんとか伝わるように必死になったりする経験はなかなか佐賀では味わうことができないと思います。
 また、外国の友達はもちろん、それ以上に留学先で出会う同じ目標を持った日本人と友達になることができます。シドニーは特にワーキングホリデーで来ている人もとてもたくさんいます。想像できないほどの努力をしている人やなかなか出会うことのできない境遇の人たちの色々な話を聞くことができます。自分の将来のビジョンが変わる瞬間や道標となる経験が待っているかもしれません。一生の財産ではないですか?
 私は、将来小学校の教員として、子ども達にたくさんの経験をすることで、将来の自分の選択肢、視野を自分自身の発見で拡げてほしいと伝えたいと思っています。私にとってこの1年間の留学生活は、小学校教員として働く上で英語力向上はもちろん、教師としての自分の価値観を支える大きな力になってくれると思っています。
 留学は、人生の中でも自由な時間が取れる大学生活を、様々な経験を通してより価値を見出しでくれ、今後の自分のしたいことや価値観が変わるいい機会であると感じています。

 皆さんも今後の進路に「留学」という選択肢を考えてもらえると嬉しいです。
“Experience is the best teacher.”


  (ちなみに、UTSには半年前に交換留学で来ている土橋くん以外九州人がいません・・・彼も7月には帰国するので九州人が0になります。地元トークできなくて寂しいです・・・ぜひ!待っています)

何かあったらいつでも連絡してください:)

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