シドニーでの留学生活 -University of Technology, Sydney-

Good Day! こんにちは!

 

経済学部経営学科の4年の劉彦君です。今年の2月からオーストラリアにあるシドニー工科大学で約一年間の交換留学をしています。シドニーに来て、三ヶ月間経ちましたが、充実な毎日を送っており、もう半年過ごした感じがします。留学することはみなさんにとって、不安と興奮が混ざっていることだと思います。自分で経験している私はその気持ちが非常に分かります。ですから、今回シドニーでの留学生活について、出来るだけ皆さんが知りたいことを伝えて、皆さんの助けになることがこの文章を書く目的です。これから、留学の準備、大学生活とシドニーでの生活、3つの方面から話をしたいと思います。

 



Taronga Zooからシドニーを見る

<留学の準備>

IELTSの勉強

 皆さんに知っておいてもらいたいのは、オーストラリアに留学するため、IELTSのスコアが必要です。しかし、今の日本人学生はIELTSの存在をあまり知りません。IELTSspeaking, listening, writing, reading四つのスキルから英語力を測るための試験で、TOEFL IBTより点数を取りやすいというお話があります。またUTSでは、IELTSのスコアで履修コースを決めますから、事前にIELTSの勉強もおすすめします

 

・お部屋探し

 学生寮は4つあって、建物や部屋なタイプが異なりますが、必ずしも希望通りの寮に入れるとは限りません。ですから、入寮申請は出来るだけ早く出した方がいいと思います。交換留学生は寮に入る人が多いですが、ホームステイやシェアハウスをする人もいます。費用が安いですが、部屋探しは思ったより大変そうです。

 

・留学の手続き

 UTSからの入学許可が出てから、ビザと外国人留学生健康保険(OSHCという)の手続きをしないといけません。また、ビザのため健康診断が必要な場合、指定病院で受診します。

 

 

<大学生活>

・授業

 UTS では一年が春学期(Spring Semester)と秋学期(Autumn Semester)の二つに分かれています。春学期は7月〜11月、秋学期は2月〜6月です。交換留学生には語学成績によって、二つのコースがあります。

 語学要件を満たした場合は、正規履修科目コースで専門の授業を受講することができます。一時間の講義形式と二時間のチュートリアルという形式で授業が行われています。英語の授業より、スピードが早いですから、一生懸命勉強しないとついていけないかもしれません。英語力も向上すると言われています。

 語学成績が足りない場合はオーストラリア言語文化課程コースに所属します。私も今このコースに入っています。Australian Language Studies, Australians at Work, Australian Media3つの授業を受けています。他国の留学生と共に、オーストラリアの文化を学びながら、英語力を高めるプログラムです。1年間留学する人は大体みんな最初の1セメスターはこのコースで勉強し、指定されているスコアが取れれば、2セメスター目から正規履修科目コースに入ることができます。通常の授業以外に、HELPSという留学生向けの学習サポートがあって、IELTS対策やspeaking, writingのスキル授業外で学ぶことができます。

 

 

 


授業の様子

 

 

・寮生活

 4種類の学生寮Yura, Gumal, Bulgal, Geegalがあります。部屋の全てがオートロック式で、寮の入り口のセキュリティもしっかりしていますので安心して生活することができます。私は、今UTSに一番近くにあるYuraに住んでいます。Yuraが一番新しくて、設備がよく整っています。私はstudioに住んでいるので、ルームメイトはいませんが、友達は5人か3人のルームメイトがいて、よく一緒に図書館に行って勉強や課題をしたり、カフェでおしゃべりしたりします。寮内では、フリーディナー、ランチー、ブレックファーストがよく提供されますので、食費を節約することができます。

 またこの寮には約800人の学生が住んでおり、ローカルの学生だけでなく世界中から来た学生も数多く住んでいるので寮で毎日開催されているイベントを通して世界各地の人と友達になれます。この前、私はHousingが主催するAnnual Partyに参加して、オーストラリアのパーティー文化を実感しました。

 

 

 


寮(Yura)のcommon space

 

 

・クラブ

 私はJASSという日本や日本文化に興味のある学生と交流するサークル活動に参加しました。お寿司パーティーをしたり、カラオケに行ったりしています。雰囲気は日本の部活と全然違います。同じ趣味を持っている人たちが集まって、自分が楽しむために活動している感じです。また、フェイスブックで様々なイベントや活動の連絡が届きますから、フェイスブックを活用して、休日も充実して過ごせると思います。

 

 

 


サークルのイベント

 

 

<シドニーでの生活>

・文化、習慣、気温

 オーストラリアは移民が多くて、特にアジア系が多いです。シドニーに来る前に、アジア系への差別化されることに不安がありましたが、実際に差別を感じることはありません。また、移民が多いため、多くの人は英語に関して寛容です。うまく喋れなくても、相手は聞こうとしてくれます。聞き取れない場合はゆっくりと話してくれます。

 オーストラリアの食生活が非常に豊富です。日本、中国、韓国、タイ、マレーシア、インドなど、様々な選択肢があります。大学の周りに日本の食材を売っている店や、日本レストランも多くあります。大学に近くにあるChina Townでアジア系の食材が買えるので、自炊も便利です。

 1〜2月は、夏になって、外の気温と日差しが強いですが、室内のエアコンの温度が低いので、パーカーなどの上着が必要です。また、シドニーは朝と夜の寒暖差が激しくて、風邪をひきやすいです。

 

・交通、治安

 主要な交通手段はバスと電車です。大学から歩いて5分程度で駅とバス停があります。大学からシドニー空港まで1本電車も通っており、15分で到着できます。とても便利です。交通システムを利用するため、Opalカードを事前に購入しないといけません。また、電車は特に土日にレール点検が行われる場合が多い、代わりに代行バスが運転しています。この情報をよく見た方がいいと思います。

 全体的に、シドニーは治安が悪くないです。ただ、夜の一人歩きを避けて、金曜と土曜の夜は酔っ払いが多いので、早く家に帰るのが安全だと思います。夜遅くの電車やバスでは、酔っ払いを狙ったスリなどもいます。できるだけ、乗務員の近くに座った方が安全です。

 

 

 私の留学生活も半分終わりました。この短い三ヶ月間で様々な人に出会い、たくさんのことを自分で体験し、自分の視野を広げてくれます。日本から出て、オーストラリアの文化を知っていくうちに日本文化の良さに気付きました。また、様々な人との出会いによって、自分自身に対する認識が一層に深まります。

 また、周りで自分を支えてくれる大学の先生、友達、家族のおかげで、こんな貴重な経験ができますから、感謝の気持ちを常に忘れません。残りの半年の留学生活を楽しもうと思います。

 最後に、留学することに迷っている人には、いくら他の人の経験を見ても、自分がやらないと分からないということを伝えたいと思います。もし、留学について、質問があったら、是非、お気軽に聞いてください。

 


寮が主催するAnnual Party

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