世界一住みやすい街 “メルボルン”

 みなさん、こんにちは。

 文化教育学部学校教育課程理科選修5年生の西山椎菜です。私は現在、オーストラリアのメルボルンにあるラ・トローブ大学に留学しています。留学に来て、はやくも5か月が経ちました。
 現在、オーストラリアはご存知の通り、日本と真逆の気候で 冬 です。

私はコートを着ていないと寒すぎて、外に出たくないほどです。しかし、信じられないとに、周りを見渡すと半袖の人も居て、オーストラリアの人は寒さを感じないのか、、、、と疑いますが、、、

 

 

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【なぜ、5年生目での留学なのか】

 

 私は大学5年生目で、卒業要件で必要な授業を取得し終わり、卒業論文のみを残した状態で、オーストラリアへ留学に来ました。同級生が就職活動や教員採用試験に向けて勉強に励んでいるなか、なぜ私が留学という選択をしたのか、少し説明させていただきます。

 

 完結に言うと、教育実習をすべて終了した時点で留学をしたかったからです。私は小中高の教員免許取得のために、3、4年生で教育実習がありました。加えて、専門教科が英語ではなく理科なので、教育に関する知識が新しいうちに実習をしたいということと、日本の教育の現状を知った上で、オーストラリアの教育を学びたいという理由があり、5年生目に留学をする!という選択を取りました。しかし、その決定をするのがとても遅かったので、のちに説明させていただく留学前の準備にとても苦労しました。

 

 もし、私と同じ状況で留学をしたいという方がいらっしゃったら、就職活動についてなど不安なことがあると思います。その件に関しては、たくさんの方法と選択肢があり、たくさんお話できることがあるので、国際課の方に私の連絡先を聞いて、ご連絡ください。

 

【留学前について】

 私はとにかく、全てにおいてギリギリでした。オーストラリアに留学するに

あたって、IELTSというテストを受けなければならないのですが、留学をするという決定が遅かったために、私が勉強にとりかかったのは、4年生の春でした。勉強方法としては、対策本を使って問題を解いたり、会話のテストがあるのでスカイプでの英会話授業を行いました。しかし、このテストは申し込みが大学ではできず、個人で数ヶ月前から申し込みが必要です。月に1回のみ、一番近い受験会場だと福岡で行われ、受験料がとても高いです。そのため、とにかく早く取り掛かり、少ない回数で留学条件を満たす点数を取ることを本当にオススメします。結局私は、ストレートに大学に行ける点数を取得できなかったため、20週間のみ、大学内にある直属の語学学校に行くことになりました。

 

【今日、ついに】

 今日をもって20週間の語学学校を終了し、今月末より、大学で勉強が始まります。さきほどテストについて書きましたが、大学で勉強をするためにはIELTS6.0必要です。もし足りなかった場合は附属の語学学校で、同じように大学で勉強を控えている留学生とともに大学に入るために必要なスキルを身につけていきます。授業内容としては、プレゼンテーション、エッセイの書き方、会話などを学びます。結果的に、私は、この20週間の学習を受けることができて良かった、と思っています。その理由としては、レポートの書き方やプレゼンテーションの基礎を少人数のクラスで徹底的に学べるからです。ちなみに語学学校には、日本人はほんのわずかしかいません。見かけたら奇跡に近いです。

この環境は、語学を学ぶ最高の条件だと思います。先生達もとても教育熱心で面白い人ばかりです。

また、私は語学学校でかけがえのないたくさんの友達に出会うことができました。共に授業を受け、お昼ご飯を食べて、週末には一緒に遊んだり、勉強をして、ほとんどの時間を一緒に過ごしました。





留学前には、語学学校に行くことに少し抵抗がありましたが、今となっては本当に良いことづくしでした。語学学校のみで行われるイベントなどもたくさんあって、本当に楽しいです。

 

イースター週間の授業中にうさぎがチョコを持って来てくれました。

 




【12人との寮生活】

 私は留学初日から、留学生とオーストラリアの生徒が共にいる大学内の寮に住んでいます。私が住んでいる寮の作りとしては、12人に1人ずつ部屋があり、シャワーとトイレ、キッチンが共有という形になっています。寮の種類は3つほどあり、食事付きの寮もあります。私は一番留学生が多い寮を選び、食事はついていないので自炊を毎日しています。近くのスーパーマーケットにはアジア食材コーナーもあり、自炊しやすいです。

 

【学内やメルボルンについて】

 ラ・トローブ大学は、本当に留学生が多く、とても国際的です。日本人の留学生は、ほんのひと握りですが、周りを見渡せば、いろいろな国の学生がいて、英語以外の言語もよく耳にします。また、学内にはお寿司をはじめ、中華料理やカレー専門店などがあり、アジア料理が恋しくなる心配はありません。ちなみにお寿司はすごく人気です。

学内の雰囲気は、市内から離れた場所にあるということもあって、とても静かでのどかです。インコやオウム、ウサギも学内で見ることが出来て、運が良ければ、カンガルーも時々姿を現すみたいです。大きな湖があったり、卓球場が外にあるかと思えば、学内には銀行や美容室があって、とても面白い大学です。

 



 

 メルボルンはタイトルのとおり、本当に住みやすい街です。物価に関して、日本と比べると高いです。ただ、お金があれば、日本からなにも持っていかなくてよかったのでは、と思うほどなんでも揃います。私は大学からバスで1時間ほど離れた市内によく行くのですが、DAISOもたくさんあり、日本の日用品を取り扱うお店もあり、本当に充実しています。 

 

交通機関も充実していて、バスや電車、トラムという路面電車もたくさん

走っています。また、チップを渡す文化もありません。オーストラリアの人たちは、移民がたくさんいるということもあって外国人にたいして、とくに偏見や差別もなく親切に接してくれます。困っているときにはすぐに助けてくれるので、私もこれまでに何度も助けてもらう場面がありました。とてもあたたかい街です。



【最後に】

かいつまんで書いたので、まだまだみなさんに伝えたいことはありますが、私の留学生活を少しでも感じ取ってもらえたら嬉しいです。

 

5ヶ月が経ちましたが、キラキラした留学生活を想像していた私にとって、正直に言うと楽しいことばかりではありません。自分が伝えたいことが伝えられない時、何度も悔しい思いをしてきました。ですが、折り返し地点にきて振り返ってみると、どれもいい思い出や経験になっているなー、としみじみ感じます。でも、本当に困ったときは、誰かに相談することをオススメします。自分でなんとかしようとするといろいろ失敗します。

 

最後になりますが、私は留学前や留学中にも様々なハプニングを乗り越えました。とくにビザに関してとても苦労したので、多少のことなら力になれると思います。なにか聞きたいことなどあれば、気軽にご連絡ください。

 

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