タイ留学日記


サワッディーカー!(タイ語でこんにちは)タイのカセサート大学へ留学中の、経済学部経済学科4年鈴木穂乃花です。タイで一番暑いと言われる4月も、今年は異常気象でそこまで暑くならず難なく乗り越えることできました。現在は、約3か月間の長期休暇中です。
これから、①留学の動機・経緯②学校生活③タイでの生活の3つについてお話ししたいと思います。

留学の動機・経緯

 私は、高校生の頃からぼんやりと留学がしたいと考えていました。するとしたら長期留学とは思っていましたが、自信がなかったので、まずは試しに短期留学をしてみようと思い、1年生終了後の春休みに1カ月間SUSAPのシンガポールプログラムに参加しました。その時は、一緒に留学していた日本人とうまくいかずにかなりストレスを感じ、正直『長期留学は無理!』と思いました。その後、観光業について学びたいと思うようになりましたが、佐賀大学では観光に関する授業は開講されていなかったので、不安はありましたが、留学して学ぶことを決意しました。
 留学を決意してからは、どこへ留学するか決めるための情報収集、申し込み、面談、そしてTOEFL受験と、忙しかったです。カセサート大学を選んだ理由としては、タイが観光大国であること、ゼミの先生の知り合いの先生方がいらっしゃることなどがあります。留学することが決定したときにはもう留学まで約1カ月…パスポートの更新、ビザは代理申請で取得、航空券の予約、荷物の準備などを急いで準備しました。

学校生活

・授業
 カセサート大学では、8月~12月が1学期・1月~5月が2学期で、私は2学期→1学期という少し特殊な留学期間で来ています。また、佐賀大学の後期の授業が12月と受けられなかったのですが、受講していた科目の先生方が留学を理解してくださったことと、10回以上は授業に参加できたことから、後期分の単位を取得することができました。この、3年生後期までで、私の単位数は121で、卒業条件の124までは残り4年生のゼミの単位だけ、という状態で留学に臨みました。その為、こちらの授業を選択する時も、単位を気にせずに受けたい授業を選択することができました。最初の週に気になる授業を受講してみて、英語の授業についていけるか不安だったので、1学期間に受講できるのは、37科目でしたが、タイ語・経済学部の観光の授業・人文学部の観光の授業の3つだけに絞りました。しかし、いつでも取り消しができるのでもう少し多めに受ければ良かったなと後悔しました。

先生とクラスメイトと


・寮生活
 留学生寮は2つあり、学内にあるISCと、徒歩20分程のところにあるクリサナです。私はクリサナに住んでいますが、不定期の無料バスが図書館まで出ているので距離もあまり気になりません。急いでいるときはバイクタクシーで1520バーツ(約60円)で学校まで行きます。ISCでは部屋は1人部屋ですが、クリサナは2人部屋(2人分家賃を支払えば1人部屋も可)で、私は最初の2か月間1人部屋でしたが、3カ月目から中国人の女の子とルームシェアを始めました。最初は文化の違いに悩まされましたが、すぐに慣れました。その子は半年の留学だったので、今はもう帰国し、現在私はタイ人の院生とルームシェアをしています。また、クリサナの1階ではStudy RoomCommon Spaceがあり、留学生の交流の場となっています。

1階のコモンスペースで料理を作ってパーティをしました

International Studies Center
 通称ISCは、留学生のサポートをするだけでなく、定期的にイベントを開催しています。私は、タイ料理クッキング教室、タイ人学生のバディーとのティーパーティー、スポーツ大会に参加しました。


バディーとの交流会


・制服
 タイでは大学生も制服を着ています。ただ、ベルト・バッジ・ネクタイ(男子のみ)・ボタン(女子のみ)をしておけば、 ‘白シャツ・黒スカート/ズボン’ という大まかな決まりしかないので、女子はロングスカートの子からタイトのミニスカートの子まで様々です。

・学祭
 2月、カセサート大学の一大行事『カセフェアー』が行われました。授業は約10日間お休みで、その間、広大な大学敷地内に物凄い数の屋台が出店され、特に夜は道が歩けないほどの盛況ぶりでした。普段のカセサート大学内も ‘インスタ映え’ スポットが多いのですが、カセフェアーの間は、飲み物や飾りなど、『本当にここは大学なの?』と疑いたくなるくらいで、まだまだタイに慣れていなかった私には衝撃的でした…


タイ生活

 タイは言わずと知れた観光大国で、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)に乗ると『ここはどこの国だ?』と思わずにはいられない程、外国人が多いことも…物価も安く、観光地も多いし、タイ人は本当に優しい!これらが外国人にとって大きな魅力になっているのではないでしょうか。私も大学2年生の時にタイへ自身初の海外個人旅行をしましたが、海外旅行初心者にも優しい国でした。(多少は法外な値段を請求されたこともありましたが…)この旅行でタイについて少しは知っていた為、初日から困ったことはあまりありませんでした。

・タイ料理
 カオマンガイ、ガパオライス、パッタイ…一度は聞いたことあるかもしれないこれらの料理は、タイ料理の定番で、パクチー、ナンプラー、レモングラスなどで味付けされた独特の味のものが多く、さらにタイ人は辛いのが大好きです。タイに来てすぐはそれらに挑戦することができずセブンイレブンのお弁当などを食べていました。

・生活費
 タイでは基本家で料理はしません。屋台で買う方が安く、種類も豊富だからです。私も屋台や学校の食堂で食べています。一食25バーツ(約90円)~40バーツ(約140円)ほどでお腹いっぱい食べることができます。一日100バーツ(約350円)、特に出掛けたりしなければ、月3万円で十分生活することができます。

・タイ人の友人との再会
 佐賀大学に留学中/留学していたタイ人とラオス人の留学生と、タイで再会することができました。


タイ人・ラオス人の友人とタイで再会しました

・お祭り
 タイ人は本当にお祭り大好きです。私は、上記のカセフェアーを始め、チャイニーズニューイヤー(中国の正月)、ソンクラン(タイの正月)に参加し、カセフェアーでは衝撃を受けましたが、だんだんとお祭り好きタイ人に慣れてきました。特にソンクランは別名 ‘水掛けまつり’ と呼ばれており、この期間中は、無礼講で、おじいちゃんおばあちゃんから小さい子供まで、外国人もタイ人も水鉄砲やバケツで水を掛けまくりで、全身ずぶ濡れでした。さらに、すれ違う人に顔にパウダーを塗られ、顔もドロドロ。私はこの期間中、田舎にあるタイ人の友人の実家へお邪魔しましたが、そこでもお祭りはやっていました。


タイ人の友人の家族にタイ伝統舞踊を教えてもらい、お祭りに参加しました


最後に

 これまで将来のことをあまり考えずにその場しのぎで生きてきた私にとって、自分の意志で決めた留学は人生の大きな転機です。短期留学での経験から、長期留学に不安はありましたが、今は留学して本当に良かったと思います。残り半年間、悔いの残らないように有意義な時間を過ごしたいと思います。
 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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