中国 北京工業大学

大家好。大学院 工学系研究科 先端融合工学専攻 2 中島由勝です。
北京工業大学で1年間留学させてもらっています。
今日ではやくも3カ月半が経ちました。この日記の読んで頂いている方に少しでも役に立てればと思います。私の日記では「きっかけ」、「授業」「生活」について話します。

 

きっかけ


みなさんは中国に対してどのような印象を持っていますか?私は中国が大好きです。中には中国に対して悪い印象しかない方もいらっしゃると思います。中国というワードを聞いただけですぐ「中国人は~」とネガティブな話をよく聞きます。私はそんな偏見を聞くのがとても辛く本当に嫌でした。正直に言うとそういう事をいう日本人が私は嫌いです。確かに中国に対して否定的な意見を持つのは良いことだと思います。私も持っています。しかし、悪いところだけしか見えてない人が多いと感じています。その結果、ひとくくりに「中国は~」と中国人の全てを否定するように私には聞こえてしまいます。それがとても嫌いでした。その思いが強くなったのは大学3年生の時に行ったSUSAPです。実際に中国で活動していく中で強くそう思うようになりました。実際はこころ優しい中国人もたくさんいます。日本よりも環境を意識したモノもあります。実際に触れ合ってきた大切な中国人を否定されているような気がしてとても嫌でした。私は中国の事をもっと理解したいと思うようになりました。そして中国の魅力や良さを多くの日本人に伝えたいです。1年間の北京留学を決めた理由はこれが実際のところ一番の大きな理由です。北京1年間留学を決めた2つ目の理由は、将来の仕事の為です。私は小さい頃から佐賀鉄工所という会社で働きたいと思っていました。その会社は上海にも工場があり、中国でも働きたいとも思っています。もちろん英語もですが、中国語を習得し会社に貢献できる人になりたかったからです。


学内にあるオリンピック会場(有名!)


授業


この大学には日本人3人だけです。2(女性)は一つ上級のクラス、私は一つ下のクラスで中国語を学んでいます。私のクラスは約20人いますが、ほぼ韓国人女性が占めています。日本人も私だけでクラスに馴染めるか不安でした。しかし、今は多くの韓国人美女に囲まれて日々の授業に幸せを感じています哈哈哈。なぜでしょう、不思議と長い授業も疲れを感じません。このくらい仲良くなれるとは思いませんでした。私は恥ずかしながらTOEIC230点で英語に自信がありません。しかし、私はbody languageという言語を習得しています。次第に中国語で会話ができるようになりました。これが嬉しくて、楽しくて、たまりませんでした。中国語を向上させるいい機会をもらった韓国人に感謝です。私のように英語に自信がない日本人学生も多いと思います。私はそれが理由で留学を迷っていた時期がありました。他国の人との交流にとても不安を感じていました。しかし、一つでもモチベーションがあれば自分でも驚くほど語学が上達すると思います。授業は個人のレベルに合わせてクラス分けされます。私は4段階中の2番目のクラスからのスタートです。初級のクラスでは基礎から教えてくれます。私のクラスでは日常で使う中国語やHSKや文法など幅広く学んでいます。中国語で中国語を教えてもらいます。たまに英語で解説もしてくれます。同級生や先生も親身になって教えてくれるので、中国語を学ぶのに適した環境だと思います。他にも楽しく中国語を学ぶ事もできます。必須ではなく選択授業で、書道(及び水墨画)、太極拳があります。私は2つとも履修しました。ですが、太極拳は人気がなさ過ぎて2人になってしまい閉講されました。幻の第一回だけ太極拳の授業を受けることができました。書道は多くの学生が受講しています。私以外はみんな韓国人です。私は書道を7年間習っていましたが、中国と日本の書道の違いに驚き新鮮でした。毎日大変な中国語の授業だけでなく、楽しみながら中国語を学ぶ授業が多くあります。中国語がまだまだ初心者の方でも安心して中国語を学ぶことができる環境が北京工業大学には整っています。

 


クラスのメンバー
上:習字 下:太極拳

202班の時間割り

生活


 私が留学するうえで心配だった事が2つあります。1つ目は授業についていけるか。2つ目は中国での生活。私の場合はこの2つが心配でした。なので、この日記ではこの2つについて書こうと思いました。今留学を考えている皆さんも中国の生活が気になると思います。しかし、私にとってはむしろ快適です。快適過ぎます。改めてネット社会が進んだ国だなと実感しています。身の回りの全てを自分のスマートフォンで処理します。中国に行ったことがない人は必ず驚きます。特に中国らしさを感じるのは「財布を持ち歩かない」。「持ち歩くのはティッシュとスマホ」。タクシー、地下鉄、バス、シェア自転車、各種チケット購入、映画、自動販売機、買い物(どんなに小さなお店でさえも)、友達との割り勘、全てスマホで済ませるとこができます。家にいるときも、出かけるときでもスマホが手放せません。本当に驚かされます。今では現金を使っている人を見ると驚くほどです。みんなほぼ現金をもっていません。短期旅行者は銀行口座を持つことができないので、基本的には外国人はスマホ支払いができません。現金で支払うことになります。それに対して、長期留学者は中国に口座を持つことができるので、中国人と同じようにスマホ決済など全てネット社会の恩恵を受けることができます。半永久的に口座を持っておけるので、留学を終え、中国に旅行に行ったときでも他の旅行客に比べて大変便利で快適な旅行ができます。この半永久的に中国の恩恵を得られるのも中国に長期留学した者だけの特権です。中国留学をお勧めする一つです。


食事については、人によっては合わない料理もあると思います。中国の各地方によって味が違います。しかし、基本的にどこの料理も日本人からしたら辛い味付けだと感じました。私は約2年前に中国の南の地域(杭州)1カ月間留学していました。北京も同様に辛い味付け且つ塩気が強いと感じます。学食のご飯はどれもおいしい料理ばかりです。種類が驚くほど多いです。佐賀大学の10倍は種類豊富です。毎日「今日は何を食べようかな」と食事が楽しみの一つです。中国の味付けが苦手な人もきっと大好きな料理がたくさんあると思います。

 


多国籍の旅行会
最後に


中国は皆さんが思っている以上に快適で暮らしやすい国だと思います。私の感覚では日本より遥かに便利です。特に交通機関(シェア自転車等)は優れています。他にも食事(配達システム)。お金の管理。日々の生活に衝撃を受けます。優しい人柄が多い中国ですが、文化の違いで誤解を招くこともあると思います。それも、私にとっては勉強の一つになりました。今後私たちが仕事をしていく上で国際的な関わりは増えてくると思います。英語圏に行くのもいいと思いますが、もっといろいろな国も視野に入れて留学先を選ぶことを強くお勧めします。中国に限らず色々な国の文化や暮らしに触れて理解するまでは時間が必要だと私は感じました。そのためには長い時間が必要です。長い時間は学生だけの特権です。この機会を頂いた国際課、日本での大切な友達、北京での多国の友人に本当に感謝しています。この日記を読んでくださっている方々にもぜひこの気持ちを味わってほしいです。

我坚信你的留学一定会成功的!一起加油吧!



学内で開催された国際フェスティバル
 

 

 

 

 



コメント

  1. こんにちは��上海佐賀県人会の者です。貴方の日記を楽しく拝見させていただきました。上海県人会に紹介したところ、佐賀鉄工所上海総経理の方が貴方の投稿を見て是非入社して欲しいとの事でしたよ。

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