台湾 国立政治大学


大家好!


台湾は国立政治大学に交換留学中の経済学部経済法学科2年の合力結香です。この留学生活もあっという間に2か月目が終わろうとしていて、そろそろ折り返しです。この留学日記を通して台湾の魅力を伝えることができたらと思います。これを読んでくださった皆さんの中から一人でも多く台湾に留学してみたいと思う人が増えたら嬉しいです。

 

寮について


寮についてですが、山の下の国際寮ではなく、山の上の地元の学生も住んでいる寮に住んでいます。ただ、留学生のルームメイトは留学生と決まっていて、残念ながら、寮では台湾の現地の学生との交流はほとんどありません。山を利用して大学が建てられていることもあり、自転車に乗っている人はほとんどおらず、大学内の交通手段は基本はバスか徒歩です。学内バスは11元でとても便利ですが、運動だと思って、雨が激しいとき以外は毎回徒歩で寮と大学まで登山と下山をしています。こう聞くと山の上は不便だと思うかもしれませんが、安九食堂というフードコートのようなところと、夜の1時まで開いていて何でもそろう小さな便利商店と、隣の寮にコンビニとカフェがあるので生活には困りません。課題が終わっていない休日は山の上にこもっています。ルームメイトについてですが、4人部屋で、韓国、ドイツ、チェコからの留学生と一緒に住んでいます。部屋に帰ったら何かしら話すので(その日の出来事や、お互いの文化の違いについて話したり、簡単にお互いの言語を教えあったりしています)寂しくないです。みんな良い人たちで、私が風邪をひいたときはすごく心配してくれていろいろと買ってきてくれたり、ジンジャーティーを作ってくれたりしました。逆もまた然りです。ルームメイトとご飯を食べに行くこともあります。こういうところも寮に住む醍醐味だと思います。


1 4ぐらいでお世話になっている寮の滷味(行き過ぎて顔と注文を覚えられてしまいました)





生活について

台湾は外食文化なので、自炊する必要がありません。料理が苦手な私には、自炊する必要がなく、かつ台湾料理は本当においしいので、天国のようなところです。また、日本の製品がかなりたくさん売ってあるので、日本のものが欲しければ大体手に入ります。日本で買うよりは23割は高いことが多いですが、輸送費を考えると妥当だと思います。ですので、台湾に来る際は、日用品はほとんど現地調達でいいと思います(私はいろいろ持ってきすぎたのでぜひ身軽に台湾に来てください)。また、バスとMRT(台北メトロ)U bike(シェアサイクル)等の交通手段が発達していて、出かけるときは本当に便利です。おすすめのアプリは、「台北等公車」や「Easy wallet」「Taipei Metro Route Map」などです。特にバスは、アプリを使いこなしてこそ真の便利さが分かると思います(何度も失敗して学んでようやく便利さが分かるようになりました)。そして、政治大学には、国際交流サークルがいくつかあり、いろんな企画があって留学生どうしで仲良くなれたり、週末にはTwo day tripを開催してくれたりして、恵まれた環境だと思います。また、サークルは、思いがけず貴重な機会をいただき、野球部のマネージャーとして参加させてもらっていて、楽しく活動ができています。
図2 南投へのTwo Day Trip





・マンダリンについて

マンダリン(台湾華語)の授業は、13時間の週4日の授業を受けています。授業の一番初めのころにクラス分けテストがあり、1クラス10人ほどに分けられます。英語で中国語を学んでいるので、特に文法の説明の時などは、日本語で聞くと何ともないことも英語で聞くと、理解に時間がかかってしまいます。しかし裏を返せば中国語も英語も同時に学ぶことができるということなので、自らを奮い立たせて頑張っています。毎日授業が楽しくて、もうすでに、学期が終わって今のように毎日クラスメイトのみんなと会えなくなるのが寂しいです。また、学校のなかの授業だけでなく、Field tripも予定されていて、この前は淡水にいきました。
図3淡水でのFeild Trip









台湾での英語について

中国語が全く話せない状態で来たので、台湾人と話すときも留学生と話すときもだいたい英語での会話です。資料によると、2019年の秋学期は375人の留学生がいるそうです。授業を通して世界中からの留学生と知り合うことができるのがうれしいポイントです。フランス語訛りや、スペイン語訛りなど、いろいろなアクセントがあって面白いです。授業については、マンダリンのほかに、英語で行われる授業を2つ履修しています。1つは持続可能な社会に関する授業、もう1つは政治に関する授業です。プレゼンテーションが必須だったり、英語でのライティングやリーディングアサインメントが大量に出されたりしますが、慣れたら慣れると思って頑張っています。まだ慣れていません。毎回悲鳴をあげながら取り組んでいます。あと2ヶ月程で慣れることを願っています。
 





台湾に留学する魅力

ようやく、私が一番伝えたい部分である台湾の魅力について書いていこうと思います。1つ目はやはりご飯が美味しいことです。ドリンク屋さんに行けばいつでもタピオカが飲めますし、ダンプリンもどこにでもありますし、夜市は最高です。何もひとつ目に書かなくても、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは海外で、知らず知らずのうちに日本にいたときには感じないストレスを感じることがあります。そんな時に、食事が美味しいというのは本当に素晴らしくて、人間食事と睡眠がしっかりするといろいろどうにかなる(と思っている)ので、重要なファクターだと思います。2つ目に、いい意味で周りの人を気にしていないところです。台湾に限ったことではないと思いますが、例えば電車で大声で電話したり、お店の人がスマホをしていたり、日本ではあまり見ない光景なので面白いです。3つ目に人が優しいことです。私が拙い中国語で頑張って注文するのを最後まで聞いてくれたり、野球のチケットの買い方が分からなくて本格的に困っていたときに近くにいた人が助けてくれたりました。ほかにもたくさん台湾の魅力はありますが、これぐらいにしておきます。人それぞれ感じることは違うと思うので、ぜひ皆さんも留学してみて、日本にいては分からないような、現地しか味わえない空気感を味わってみてください。今まで知らなかった価値観や考え方とたくさん出会って、自分の中で何かが変わると思います。
 

最後に

最後になりますが、この交換留学を実現できたのは佐賀大学の国際課の方々、経済学部の方々、政治大学の国際課の方々、関係者各位のご支援のおかげです。この場を借りて感謝を申し上げます。












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