台湾 国立台北大学


国立台北大学 

大家好!

9月から台湾の国立台北大学に交換留学をしています。

経済学部経営学科2年の中村真維です。

半年間の留学生活ももう半分が過ぎてしまいました。初めは分からないことや不安も多々ありましたが、次第に慣れ、充実した日々を送っています。この留学記を読んでいる皆さんの中には、留学してみたいけど勇気が出ない、もしくは留学したいけどどの国に行こうか迷っているという方がいるのではないでしょうか。

そんな皆さんの選択肢の1つとして、台湾での留学生活を伝えることが出来ればと思っています。

 

・留学のきっかけ

大学生になって、国際交流サークルやSUSAPで留学生と関わったり、短期間海外に行ったりする機会があり、次第に自分もいつか長期で留学をしていろいろな国の文化を知りたい、たくさんの人と出会いたいと思うようになりました。しかし、留学に関してはどこに行くかでとても迷いました。SUSAPで香港に行ったことをきっかけにアジアの他の場所にも興味をもった一方、英語を使ったコミュニケーション力を向上させたいという思いもありました。英語と聞いてすぐにヨーロッパやアメリカをイメージする人が多いと思います。実際に私もそうでしたが、台湾でも英語で授業を受けられ、さらに中国語も勉強できるということを知り、台湾への留学を決めました。

 

 

・授業について

初めに、授業についてです。台北大学の一番の特徴は、正規の学生と同じ授業を受けることが出来るところです。他大学へ留学している友達の話を聞くと、留学生は留学生用の授業を受けることが多いようですが、台北大学は留学生だけではなく、現地の学生と授業でのグループワークなどを通して話す機会があります。台湾人のみんなは本当に親切で、私が日本人だと伝えると日本語で挨拶をしてくれる学生もいます。(台湾では日本のドラマや芸能人が人気のようで、話題が尽きません!)私は授業を通して留学生だけでなく、たくさんの台湾人の友達を作ることが出来ました。授業で仲良くなった学生と日本語と中国語の言語交換をすることも多く、中文や台湾の文化についてもたくさん教えてもらっています。

 

また、中華圏への留学の場合、皆さんの多くが中国語の心配をするかと思いますが、台湾人のみんなは英語がとても堪能です。英語で開講される授業も多く、私は中国語の入門クラスを除いてすべての授業を英語で受けています。学科によっては教養の授業だけでなく専門科目を英語で受講することもできます。私は留学先でも経済学部に所属して、HRとマーケティングについての授業を受けています。Business分野は英語で開講されている授業も多いため留学先でとった単位を後で単位交換したい人に特におすすめです。

授業ではグループワークやプレゼンテーションが多く、たくさんの発表する機会があるのでとても鍛えられます。語彙や意見を主張する面でまだまだ慣れない部分も多く大変だと思うときもありますが、そこは留学の醍醐味だと思うので残りの日々で成長できるように頑張ります!

 

・中国語について

私は台湾に来るまでは中国語を勉強したことがありませんでした。台北大学は中国語での授業はありますが、中国語を勉強する授業がそれほど多くなく、私は週に1日、6コマの中文の授業を受けています。授業では、主に日常生活で使う中文の表現などを学習して、実際に注文をする際に使ったりしています。授業以外にも、中国語のチューター制度を通して学生に教えてもらったり、授業で友達になった学生やルームメイトと言語交換をしたりしながら学習しています。

 

・寮での生活について

台北大学は台北と三峡に2つの学生寮があり、大学がある三峡の寮には主に中華圏以外の留学生と台湾人の1年生が住んでいます。費用は1学期間で3万円ほどです。(電気水道は別途)寮は4人部屋で、各部屋にトイレとシャワールームがついています。キッチンと冷蔵庫は共用ですが自炊をすることはほとんどなく、普段は学内の食堂や近くのお店・屋台に行くことが多いです。1280400円くらいでいろいろな料理を食べることが出来ますし、タピオカなどのドリンクのお店もたくさんあります。

また、大学はとても広く、緑が多いです。散歩コースにもなっているので、早朝や夕方に犬の散歩やウォーキングをしている人もよく見かけます。

 
学内の様子

寮の様子


・休日について
 平日は大学にいるので、休日は台北に行くことが多いです。有名な観光地から現地の友達のおすすめの場所まで、様々なところに行っています。台北はMRTという地下鉄のような乗り物があるため、バイクや車が無くても移動がしやすいです。また、留学生でも学生証を持っていると博物館や美術館の入場が無料になったり、割引を受けられたりします。私は美術館や博物館が好きなので、台北博物館や故宮博物館など様々な場所へ行きました。
また、大学のある三峡という地区は、日本人にはあまり知られていませんが、観光地の1つです。歴史あるレンガ造りの通りやお寺など見どころがたくさんあります。大学主催のField trip が行われることもあり、私が参加した時は伝統文化の藍染を体験しました。
〇三峡老街

・最後に
 私が留学をして一番良かったと思うことは、とにかくたくさんの人と出会えることです。
語学はもちろん大切ですが、それ以上に相手に関心を持ち、コミュニケーションを取ることが大切だと痛感しました。正規の学生や留学生との会話を通して、台湾についてだけではなく、他の国の様々な文化を知ることが出来ます。また、それらの国から日本やアジア人がどう見られているのかも知ることができ、新たな発見があることも多いです。まだまだ英語や中国語で自分の想いを正確に伝えることが出来ないときもありますが、もっと皆といろいろな話題で話したいという思いが語学学習のモチベーションにもなっています。
実際に留学をするまでは不安なことも多々あると思いますが、案ずるより産むが易し。
もし迷っている方がいたら、ぜひチャレンジしてみてください!
私も残りの日々を大切に生活していきたいです。
 
最後にはなりますが、交換留学をするにあたってたくさんのご協力を頂いた、学部や国際課の先生方、本当にありがとうございました。




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