リトアニア ヴィタウタスマグヌス大学

 

 

みなさん、こんにちは。理工学部4年の栗原航太朗です。

 

私は、リトアニアのヴィタウタスマグヌス大学に2020131日から1210日まで留学していました。このツナガル留学日記が留学に興味を持っている方に何か役に立てばと思います。

 

  • きっかけ

大学1年生の夏に参加させていただいたスリッパリーロック大学(アメリカ)への2週間短期留学がきっかけです。そのときに自分の英語力と世界との差に対する悔しさ、なにより世界中のいろんな人と共通の言語でコミュニケーションを取ることの楽しさを感じ長期留学を決意しました。

また、この大学を選んだ理由は3つあります。1つ目は自分が全く関わったことのない欧州各国からの留学生が多い事、2つ目は第二言語が英語のため国際的な英語が学べると思ったこと、3つ目は経済的に優しいということです。

 

  • 留学前の準備について

1.         スコア

交換留学制度を利用して留学するためにはTOEFL-ITPで520点以上が必須です。TOEICと同様就活に使えるため少しでも留学が気になっている方は受けることをおすすめします。

 

2.         VISA

VISA(D-type VISA)は日本、リトアニアのどちらでも取得することが出来ます。日本国内で申請する場合は東京の大使館を直接訪問する必要があります。同様にリトアニアで申請する際も直接訪問しなければなりません。

以前留学されていた先輩からVISAを持たずに渡航すると入国時にトラブルがあったと聞いていたので、私は日本で取得しました。現地で出会った友人の中にはリトアニアで取得した人もいて、その方はスムーズに入国出来たとのことです。申請手順は学期開始前のオリエンテーションで現地の日本大使館の方が教えてくださるため、さほど大変ではなかったそうです。

 

 

  • リトアニアでの生活について(物価、天気、雰囲気etc 写真付き)

1.         大学生活

ヴィタウタスマグヌス大学はリトアニア第二の都市カウナスの中心地にあります。日本の大学と違い、各学部の建物が町に散らばっているため履修登録をする際は移動時間を考慮する必要があります。大学の講義はほとんど英語で行われ教授はリトアニア人の方だけでなく世界中から集まっていらっしゃいます。

この大学の特徴として所属学部に関係なく興味のある授業を受けられることです。

私は主に英語による国際的コミュニケーションやメディアによる問題などの授業を履修していました。コロナの影響で、ほとんどがオンライン授業になってしまいました。ですが、それでもカメラをオンにして生徒それぞれが自分の意見を述べるディスカッション形式が多く刺激的な経験でした。

 学内図書館

※この写真はロックダウン前に撮影された物です。

 

2.         日常生活

町の雰囲気は佐賀に似ていると感じました。山はなく平野のような地形でそこまで賑わっているわけではありません。旧市街に行くとバーやパブがいくつもあります。

大きな違いは気候で、リトアニアの方が気温は低いです。冬は雪が積もり氷点下になることが多く、夏は暑くても28℃程度です。冬用のブーツは荷物になるため、現地で買うことをおすすめします。また、夏は日が沈むのが遅く22時頃まで明るい日もあります。

私は光熱費込みの3人部屋で家賃11千円ほどの大学の寮に住んでいました。立地もよく大学やショッピングモールまでは徒歩1015分程度です。二学期目は3人部屋がなくなったので家賃15千円の2人部屋に住んでいました。キッチンが共有のため、そこで友達を作ったり話したりすることが多かったです。自国の料理を作り合う事もありました。

 

家賃からも分かるようにリトアニアの物価は日本と比べて安いです。例えばバスは3040円、にんじんやタマネギ、ジャガイモは1キロ60円以下です。私は月平均45万円の支出でした。自炊が多かったため、比較的安く抑えられたと思います。

2人部屋

カウナスの大通り. Laisvės alėja

※この写真はロックダウン前に撮影された物です。

 

カウナスの夜景

※この写真はロックダウン前に撮影された物です。

 

 

  •   思い出

一番の思い出は現地で出会った友達とリトアニアの西側にあるクライペダに夏休み旅行をしたことです。夏のコロナ感染者数は一日当たり1桁程度だったため自粛制限はありませんでした。違う母国語を話す人が集まって1つの共通の言語を介してコミュニケーションを取ることに改めて楽しさと嬉しさを感じました。

また、大学のサッカー部活動に参加させていただき言語の壁を越えるスポーツの素晴らしさを実感しました。

 

友達のバースデーパーティ

※この写真はロックダウン前に撮影された物です。

 

サッカー部のチームメイト

※この写真はロックダウン前に撮影された物です。

 

  • 最後に

留学をして、様々な文化や価値観を持った世界中の方と出会えたことがなりよりの財産になりました。

コロナウイルスの影響で出発前にイメージしていた留学とは違うものになってしまいました。ですが、想定外の事態に対して自分が何をできるか、何をすべきか常に考え無ければいけなかった点、良い経験になりました。

授業やカウナスの方々、町の雰囲気すべてが毎日刺激的で、留学のおかげで自分の強み、欠点を発見しました。そしてなによりもっと英語力向上に努めなければいけないことを再認識できました。

少しでも頭の中に「留学」がある方はぜひ挑戦していただきたいと思います。

最後にサポートしていただいた佐賀大学、ヴィタウタスマグヌス大学の皆様ありがとうございました。

       Ačiū

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