Adventure!



Hello! 8月からアメリカのSlippery Rock Universityに留学しています、文化教育学部・国際文化課程・欧米文化選修3年の十時 亜矢佳と申します。

まだ10月の終わりですが、先週雪が降ったそうです。(その頃こちらにいなかったのですが)こちらの冬は本当に寒いと聞いていたので覚悟はしていましたが、こんなに早い時期に雪が降るとは驚きました。またこの時期になると紅葉がとてもきれいで、天気の良い日には広場でのんびりすることもあり、とてものどかな場所です。

さて、まず初めに私が留学を決めたきっかけについて簡単にお話ししたいと思います。元より長期留学は私の夢であり目標でしたが、Slippery Rock Universityへの留学を決めた理由はいくつかあります。一つ目は、私がよくお世話になっている先輩方がこちらで留学し、優秀な成績を修めている姿を間近で見聞きし、刺激を受けたことです。先輩からたくさんのお話が聞けて、より具体的に留学を意識することができ、そのことが英語を勉強するモチベーションにもなりました。
二つ目は以前2週間の短期研修で実際にこちらを訪れ、恵まれた学習環境や素晴らしい教授や学生との出会いのおかげで、とても有意義な時間が過ごせたことです。ホストファミリーとの出会いもまた必ずここに帰って来たい!と思う大きな糧となりました。

ここで生活している以上は日本の常識が通じないことが多く、それがたまにもどかしくもあり、新たな発見にもなります。こちらに来てもうすぐ3か月が経とうとしていますが、未だに言葉の壁を感じることはしょっちゅうですし、特に生徒が話す英語は聞き取るのが困難で、自分の力不足を痛感することもよくあります。でもそんな時に思うのは、たとえ完璧ではなくても何か少しでも意思疎通が出来ることは、何も言えずただ自分の中で考えて結局何も伝えられないことよりとても意味があるということです。こちらでは日本でお馴染みの言わずとも理解してくれるという習慣がないので、欲しいもの、したいことはすべて口にしなければちっともわかってくれません。だから私は勇気を出してなるべくはっきりと自分の意見を言うようにしています。(まだまだ遠慮したりすることもありますが

ルームメイトはアメリカ人で私より2つ下のフレッシュマンですが、とても面倒見がよく、たまに私の課題のチェックをお願いしたりしています。図書館から帰ると22時より早く就寝していて真っ暗だったり、部屋の温度が約20度に設定されていたりとたまに波長が合わないこともありますが、お互い話をし始めると止まらず、文化の共有をしたり、音楽を聴いてのんびりしたりと楽しく過ごしていて、初めての共同生活は順調です。

普段私は他の国からきている留学生と行動することが多いですが、こちらに来て改めて留学生としての自分というものに向き合わされます。私は佐賀大学で留学生と交流する機会が多かったのですが、今では自分が留学生という立場になって、ある意味でマイノリティであるということや、自分はアジア人であるということをたまに思いしらされることもありますが、学生と接する中でとても自然に話しかけてくれ、中には「私が日本語で授業を受けるなんて考えられないわ、あなたすごいわね!」なんて言ってくれる人もいます。それを聞くと、きっと自分が勝手にアメリカの学生と自分の間に線引きをしてしまっているのだということに気づかされました。もちろん国籍は違いますが、その前にここでは同じ大学に通う仲間なのだという考えに変わり、もっと積極的に参加することが大切なのだと感じています。

次に勉強や授業のことについて話します。私はこちらでCommunicationを専攻しています。とは言っても専攻は名目上のもので、交換留学生は基本的に受けたい授業を履修することができ、TheaterMusicなど佐賀大学にはない科目もたくさんあります。私はIntercultural Communicationに興味があるので、それに関する授業を受けていて、授業中はみんな堂々と自分の個人的な話(家族やLGBTのこと)をスピーチしたり、ゲストスピーカーをお招きして貴重なお話を聞いたりと、とても興味深いです。それぞれの授業で定期的に課題が出され、一気に複数の課題を仕上げなければならないということもよくあります。初めはレポートの書き方さえ知らず、(アメリカではレポートを書くときにいくつか決まりがあります。)どうすればいいのかと分からないことだらけでしたが、友達や教授が丁寧に教えてくれたので何とかこなせています。特に教授たちの優しさには本当に感謝しています。「分からないことや助けが必要な時はいつでも聞いて!」と言ってくれてよく気にかけてくれます。

勉強だけでなくその他の面でも充実しています。Fall breakにはシカゴへ旅行に行きました。割と田舎のSlippery Rockと違い、とても都会で美味しいピザや綺麗な景色に癒されました。また、私はInternations Clubに入っていて、このクラブが主催するイベントにはよく参加しています。Karaoke Night Field Tripを企画してくれるので毎週末がとても楽しみです。もちろん勉強が主な目的ですが、私はそれだけではなくもっとディープなアメリカを見て味わって体験したいと考えているので、どんなイベントでもとりあえず参加するようにしています。もうすぐInternations Weekと言って各国の料理やパフォーマンスを堪能できる機会があるのでとてもワクワクしています。

やはり考え方が違うなぁと感じることもよくあって、教授への態度や、平気で地面にものを捨てたり、まだ授業終わっていないのに片付けを始めたりと少し面食らうこともしばしばで、食べ物に関してはやはりどうしても日本食が恋しくてたまらないですが、人々はみんな親しみやすい人ばかりで、そんなに知り合いじゃなくても笑顔で”Hi, how are you?”は当たり前に交わされたり、学内のイベントや団体の活動がとても盛んで、毎日のように学内でイベントが開催されていて、人の温かさやアメリカならではの盛り上がりを感じることができ、ここでの生活を満喫しています。一日、一週間、一か月がとても早く過ぎ、自分は何か成長できているのかと落ち込むこともありますが、そんな毎日の積み重ねの中で学ぶことも反省することもあるので、焦らず一日一日を悔いなく過ごしていこうと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもSlippery Rock University、留学について興味を持っていただけたら嬉しいです。


大学のロゴが入ったオブジェ!毎日これを見てクラスに行っています
ピッツバーグに野球観戦に行った時の写真で、なかなか盛り上がりました!
誕生日をたくさんの友達に祝ってもらいました!
こちらでは21歳は特別なので盛大に祝福してもらいました^^
Color Runに初めて参加!とても楽しかったです♪

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