初めまして!経済学部4年の土山慧矢です。
私はスペインのアルメリア大学に昨年の9月から留学をしており、現在8ヶ月目を迎えています。 以下の構成で私の留学について記していますので、留学に興味がある方やその準備をしている方のお役に立てれば幸いです。
- アルメリアについて
- 現地での生活について
- 授業について
- 交友関係
- 言語について
- 最後に
1.アルメリアについて
アルメリアはスペインのアンダルシア州南東部に位置する都市で、一年を通してほぼ雨が降らずかつ温暖で過ごしやすい気候と、街から見える地中海の美しい海が魅力の場所です。 (その気候の良さからパリのディズニーランドは当初アルメリアに建設される計画がなされていたそうです。)
スペインの中では田舎に部類される都市ですが、物価の安さやゆったりと落ち着いた空気、綺麗な海とそこから見える夕日が魅力的でとても気に入っています。
2.現地での生活について
・住居
私はZapilloという街でアパートを借りており、ドイツ、モロッコから来た2人と一緒に住んでいます。Zapilloは最も留学生が多く住んでいる場所で、ビーチがすぐそこにある街です。大学まではバスで15〜20分程で、City Center(中心街)からもそう遠くない位置にあるので個人的には1番住むのにおすすめな場所です。
出国前にアルメリア大学からCIVITAS(学生寮)の案内をもらいましたが、私は家賃を半分以上抑えられることや海外の人とのルームシェアに憧れていたことから寮は選びませんでした。
実際にルームシェアをして気づいたその魅力は、違う文化や背景をもつ人の生活スタイル(特に食生活)を間近で見られること、家のことでトラブルがあれば協力して解決できたり、そのトラブルさえも一緒に笑い合ったりできることです。ちなみに私の家で起きた1番のトラブルは冷蔵庫のドアが外れたことです。
・食生活
食費を抑えるために基本毎日自炊をしていますが、外食をする際はバルに行ってお酒と一緒にタパスを食べます。タパスはお酒一杯につき一皿無料でついてくる小皿の料理で、肉や魚、野菜などたくさん種類がありとても美味しいです。3.5€(700円弱)くらいが相場なので、外食としてはお財布に優しいです。
3.授業について
アルメリア大学の授業は、一般的な講義形式の teaching groupとグループワークやディスカッション形式のworking groupの2セクションに分かれており、そのため1科目につき週に2~3回授業があるのが一般的です。どちらの形式でも、授業内で海外の学生は積極的に発言をします。教授の話を遮って質問する光景も普通に見られます。
留学生向けに英語で開講されている授業が多くあり私も英語で受講していますが、全ての分野の授業が英語で開講されているわけではないため、スペイン語が喋れない場合は自分のとりたい授業が英語で受けられるか事前に大学ホームページで調べておく必要があります。
私は主に観光マーケティングを学んでおり、そこでは観光に関わる製品(モノ、サービス等)を、その特性・特長を理解しながらどの消費者のどんな需要をターゲットにして、どのように届けるかを観光に関連したケーススタディを通じて学んでいます。留学以前に佐賀大学で学んだマーケティングの知識を観光という分野に特化させている感覚です。
4.交友関係
スペインに留学する大きなメリットの1つは、たくさんの国の人と友達になれることです。ヨーロッパの学生は、Erasmus+というEUが実施する留学制度を通じて留学を活発に行っており、アルメリア大学にも欧州諸国からたくさんの留学生が集まっています。私はドイツ、フランス、ポーランド、ブルガリア、イタリア、スコットランド等、他にもたくさんの国の人と友達になることができました。その出会いを通じて彼らの国の歴史や文化、言葉を学んだり、その国の人独特の特徴や考え方に気づいたりなど、刺激の多い日々を過ごせています。
大学内にはESN(Erasmus Student Network)という、留学生コミュニティの中心になっている団体があります。この団体は学生ボランティアによって運営されており、留学生の留学生活をサポートしたり、より充実させたりする活動を行っていて、ハイキングやビーチゲーム、パーティ、旅行など様々なイベントを開催しています。特に学期の初めは、毎日のようにイベントが開催され友達を作るきっかけもたくさん得られるので、留学するにあたって友達ができるか不安という人も安心だと思います。
ところでヨーロッパでは現在日本の人気が凄まじいです。初めて会う人に自分が日本出身だと言うと「日本なの!最高じゃん!」みたいなリアクションをされることが多々あります。その理由は主にアニメ人気や、SNSで日本の観光地や文化の魅力を紹介する動画が拡散されていることなどです。そしてみんなが日本に魅力を感じ興味を抱いている分、日本についてたくさん質問をされます。食べ物や観光地のみならず、文化、歴史、宗教、政治、言語などあらゆることを聞かれます。これは自分がどれだけ日本のことを理解しているかを知るとともに、日本という国を外からの視点で見つめ直すきっかけになりました。
5.言語について
こちらで日常的に話す言語についてですが、体感では英語とスペイン語の話す比率は8:2ぐらいです(あくまで自分の場合)。友達やフラットメイトとの日常会話や授業は全て英語、スーパーで買い物をするときやレストランで注文するときなど現地の人と話すときはスペイン語が必要になります。アルメリアではほぼ英語が通じないです。「8:2」と言うとスペイン語がほとんど必要ないように聞こえるかもしれませんが、実際は、私は高熱を出して病院に行った時や行政手続きをしに外国人管理局に行った時にスペイン語が話せなくて非常に苦労した経験があり、こうした緊急時や重要なケース、イレギュラーなケースにストレスなく対応するためにも、アルメリアで暮らす上でスペイン語は英語と同じくらい重要だと思います。
また、こちらではスペインの現地学生はもちろん南米の学生と出会う機会もたくさんあります。そのため英語ではなくスペイン語を中心に話したいという人も、その機会は十分に得られるので安心して大丈夫です。
ヨーロッパの学生の英語は皆ネイティブレベルで、初めは英語を上手く話せるよう必死になっていました。しかし今振り返ってみると英語はただのツールで、それよりも人間性や人間力の方が何倍も重要だったと感じます。自分の性格・個性は言語を越えて滲み出るものであり、また相手のことを尊重したり、親切に振る舞ったりすることを日本語を話している時と変わらず行っていれば、自然と友達からも信頼してもらえたように感じます。これはどこの国に留学しても同じだと思います。
6.最後に
留学生活全体を振り返って、私はたくさんの素敵な人に囲まれていたと実感します。少しでも調子が悪そうなそぶりを見せたら気にかけてくれたり、言葉が上手く話せないときの自分にも平等に優しく接したりしてくれた海外の友達、出発前にたくさん応援してくれた家族親戚や友人、アルバイト先の方々、留学生活を安全に問題なく過ごせるよう支えてくれた留学生交流室の方々、そしてなにより経済面、精神面でいつも自分を支え励ましてくれた両親、この中で誰か1人でも欠けていたら私の留学生活は上手くいっていませんでした。自分を大きく成長させ、人生で1番と言っていいほど充実した時間を過ごせた留学生活ですが、その時間は自分1人の力によるものではないと心に留めて、残りの数ヶ月も最後まで頑張りたいです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。¡Adiós!
コメント
コメントを投稿