我的留学生活



 こんにちは、私は今から北京での交換留学について紹介します。私は、中国の首都、北京にある北京工業大学に約1年間の留学生活を送っています。この記事では、中国での語学学習について、専門の学習について紹介していきます。



 <日常会話について>
 北京工業大学での語学学習は生活の大半の時間、中国語で会話する生活です。私は前学期に英語でビジネス文化コースを受講していました。なので、前学期のクラスメートや前学期からの友達とは英語で会話していますが、先生や中国人の友達、その他の留学生の友達とは中国語で会話しています。



 <語学授業について>
 授業は基本的に月曜から金曜日まで午前中(8時から11時半)、
午後は主に選択授業が開講されているので、基本的に曜日によって異なります。午前中の授業は、リーディングとスピーキングです。リーディングでは、主に新しい語句や文法を中心に勉強します。スピーキングでは、主に会話文を用いて慣用句を使った言い回しを学んだり、習った慣用句を使ってシチュエーションにあわせてロールプレイングしたりしています。

 午後の選択授業は、自分がどのレベルに所属しているかによって選べる授業が異なります。基本的にリスニングはどのレベルに所属していてもとることができ、HSK(中国語検定試験の一つ)を意識したリスニングトレーニングもしています。その他に読解力を鍛えるクラス、HSK試験のためのクラス、新聞講読のクラス、発音練習クラス、習字や漢字の由来について勉強するクラスなど種類は様々です。

 クラスメートの国籍は様々です。私のクラスメートは、オランダ人、韓国人、フランス人、ベトナム人、カザキスタン人がいます。年齢は、同じ年代(20歳代)の学生が多いですが、50歳代の方もいらっしゃり、本当に様々です。

 クラスでは、基本的に自発的に発言することが求められます。分からないところは授業中に聞いて理解を十分にすることが大切です。クラスメートは、彼らの国でもこのスタイルの授業が一般的なので、発言を躊躇したり恥ずかしがったりしない人がほとんどです。それに比べて日本で受け身な態度で授業を受けてきた私にとって、授業中に間違いを恐れず発言することは、少し勇気のいることでしたが、今では、自分のため、クラスのため、発言することは大切だと思えるようになりました。




 <専門に関する授業について>
 私は留学するにおいて、自分の専門である東南アジア経済について学ぶことが第一の目的だったので、前学期はCCBCコースという中国のビジネス文化や歴史を学ぶコースに所属していました。各分野の専門の中国人の先生方が数時間ずつトピックに沿って英語で授業をするスタイルです。先生によって、また自分がどんなことに興味があるかによって、授業の楽しさは差がありますが、中国について様々なことを垣間見ることが出来ます。コネや人脈が実力以上に重要であること、法整備が日本に比べて進んでおらず、企業は抜け道を使って、自社の利益を最大限にすることにばかり焦点をあてている(空気汚染や環境問題を軽視している)、などです。





 <空き時間について>

 授業が午前中のみの日は、友達と一緒に昼ご飯を済ませ、図書館に行って勉強したり、

中国のドラマを見たり、北京市内の観光をしたりしています。


 授業は8時からと、日本の大学の一限と比べ、1時間早く始まります。留学当初は慣れず早起きが大変でしたが、慣れればどうってことはありません。ルームメイトもいますので、つらい時は助け合っています。ここでルームメイトについて話そうと思います。私のルームメイトは、前学期はザンビア人、今学期は韓国人のお姉さんです。前学期は自分の英語を鍛えたかったので、英語を使って会話していましたが、アフリカの女の子について、また宗教や文化の違いについても語り合ったりして楽しい時間を過ごすことが出来ました。現在の韓国人のルームメイトは、HSK6級を持っているので、中国語学習の家庭教師です。笑 どうしても分からないことは彼女に助けてもらいます。また、彼女とはいい友達でもあるので、一緒に中国旅行をしたり、ご飯を作ったり、一緒に図書館に行ったりもする仲です。






 <北京での生活>
 ここでは、北京で暮らす中で日本と違うなあと感じたことを紹介します。

 ①  怒ってる...?
北京に来て一番驚いたことは、中国人は話すときとても声が大きいことです!
しかも、声が大きいので怒鳴っているように見え、最初のころは
なんで中国人はすぐに怒るんだろうと思っていました。しかし謝ると、「なんであんたが謝る必要があるんだ!あんた何も悪いことしてないだろう!」とまた大きな声で言われ、「ああ、この人たちは怒ってるんじゃないんだ」と気づきました。日本から旅行に来た私の友達も、これには驚いていました。


 ②  ‘お客様’なんてもってのほか!
北京では、レストランやスーパーの定員さんや駅員さんがとっても無愛想です。お金や料理を渡す時、よそ見しながら渡されることもしばしば。日本のサービスに慣れてしまっている私は、留学当初は無愛想な定員さんに悲しくなることも。友達の話によると、中国では定員さんに客に対するサービスが求められているところは少ないんだとか。駅員さんにいたっては、「まず、サービスや愛想が求められている職業ではない。
サービスがなくても、無愛想でも、必要な人はそれでも使うんだから」とのこと!まあ、確かにそうかもしれませんが、私は日本には改めて「おもてなしの心」があるなと感じました。

 ③  人、人、人!
さすが人口大国の中国、人がとっても多いです。特に、出勤時間や退社時間の地下鉄やバスは人で溢れています。私が一番驚いたことは、建国記念日の大型連休中の万里の長城や天安門の人の多さです。本当に人、人、人!!!

 ④  歴史のまち、北京
北京には、天壇や天安門など、観光スポットが多くあります。特に、園内に湖がある北海公園や園、朝公園は日本では考えられない大きさです。また、大きいだけじゃなく、その場所それぞれに特徴があります。



 <最後に>
 2月から私の北京での留学生活が始まり、10月で8ヶ月になります。残り4ヶ月の留学生活ですが、楽しみながら悔いのない留学生活を送りたいと思っています。




 


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